取り組み・成果

最終更新日:平成28年3月31日

○事業紹介パンフレット

成果事例集2016 第1巻(PDF:8.4MB)
        成果事例集2016 第2巻(PDF:10MB)

医学・医療等

胃がん・甲状腺乳頭がんをソフトウエアで自動検出

病理画像のがん検出ソフトウェアの開発

開発体制と製品化への流れ

開発体制と製品化への流れ

企業

株式会社クラーロ(青森県)
有限会社イグノス(岩手県北上市)

研究機関

産業技術総合研究所
弘前大学医学研究科

研究開発実施期間

平成25年3月〜平成27年3月

研究概要

近年、がん患者数が急速に増加している一方で、医師の不足や偏在が社会問題となっています。特に、がんの有無や性状を確定するための病理検査を担う専門医の不足は深刻です。病理検査では、内視鏡検査や手術などの際に人体から採取した組織標本を顕微鏡で観察して病気やその原因を確定しており、大変な労力と根気のいる作業…
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水中運動を見える化〜煌(きらめき)〜

水中治療に向けた人体の3次元計測技術の開発

水中LED「煌」

水中LED「煌」

企業

有限会社アイエス・エンジニアリング(岩手県盛岡市)

研究機関

岩手大学工学研究科

研究開発実施期間

平成25年2月〜平成25年5月

研究概要

健康の保持増進を目的とした水中運動が注目を集めています。しかしながら、水面での光の乱反射等の影響を受け、水中内での運動のなかでも関節の動きを見ることが極めて困難であり、水中リハビリの安全管理の点からも水中3次元動作計測が必須です。我々のグループが開発したモーションキャプチャー用水中LEDマーカー「煌」用…
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高度な骨切り術・人工関節置換術用3次元術前計画支援システム

高度な骨切り術・人工関節置換術のための3次元ベース術前計画支援システム

人工関節(3D)の配置

人工関節(3D)の配置

企業

株式会社岩手情報システム(岩手県盛岡市)
インフォコム株式会社(東京都)

研究機関

岩手県立大学ソフトウェア情報学部
岩手医科大学医学部

研究開発実施期間

平成25年10月〜平成27年3月

研究概要

高齢化によりロコモ(ロコモティブシンドローム:運動器症候群)が問題になってきています。人工膝関節置換手術は年間約4万件、人工股関節置換手術は6万件以上あり、全て患者の骨形状に最適化した施術が行なわれています。骨形状は臥位置(寝た状態)でCT装置等により撮影され、体重がかかった立位とは骨軸が異なるため術…
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ヒト再生医療用途へ向けたiPS細胞用の完成細胞培養液を開発

高機能化細胞増殖因子を用いたヒトiPS細胞用の無血清培養液の開発

iPS細胞用培養液で培養されたヒトiPS細胞

iPS細胞用培養液で培養されたヒトiPS細胞:従来必要とされたフィーダー細胞や動物由来成分を使用しなくても、未分化性を維持した状態での増殖培養が可能である。

企業

株式会社細胞科学研究所(宮城県仙台市)

研究機関

産業技術総合研究所

研究開発実施期間

平成24年10月〜平成27年3月

研究概要

iPS細胞に代表される再生医療が実用化されようとしている中、体外での細胞培養に必要な細胞培養液には可能な限り動物由来の材料を用いないことが求められ、こうした背景から無血清培養液の開発が盛んに行われています。無血清培養液で細胞を培養する際には、増殖因子を添加しています。現在ではFGF2などの線維芽細胞増殖因子が…
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液体をスムーズに流す微細穴

超音波加工機による医療用アクリル部品の微細穴加工及び難削材加工

加工例

加工例

企業

有限会社プロフィット(岩手県平泉町)

研究機関

一関工業高等専門学校

研究開発実施期間

平成25年1月〜平成27年3月

研究概要

医療・分析器関連の基幹部品には『無色透明アクリル樹脂にφ0.3mm以下の直線で鏡面の穴を開けた部品』が使用されています。この部品は消耗品のため量産が望まれていますが、透明度が高く、欠け易く、熱に弱い材料のため職人が特殊な刃物で手作りしています。このため高価で数量が少なく量産加工の要求を強く受けています。この…
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動いている血管を観察できるハンディな超高解像度診断機

超高解像度超音波プローブの開発

高解像度超音波診断機製品イメージ

高解像度超音波診断機製品イメージ

企業

株式会社日本セラテック(宮城県仙台市)
株式会社 オークソニック(埼玉県)
本多電子株式会社(愛知県)

研究機関

東北大学医工学研究科

研究開発実施期間

平成25年1月〜平成27年3月

研究概要

近年、心臓外科や脳外科の分野では術中切開を最低限に抑える低侵襲手術や診断の必要性が求められています。そこで、手術中に動いている血管をリアルタイムで観察可能な操作性の良い超高解像度超音波プローブの開発を行っています。一般に広く普及している超音波診断装置では細い血管の評価には解像度が不十分であり、今回…
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上り坂/下り坂、道路の段差/凸凹もなんのその

アシスト・制動制御付き足こぎ車椅子の開発研究

制動制御機構を搭載した足こぎ車椅子の下り坂走行実験の様子

制動制御機構を搭載した足こぎ車椅子の下り坂走行実験の様子

企業

株式会社TESS(宮城県仙台市)

研究機関

東北大学工学研究科
東北大学サイバーサイエンスセンター
東北大学医学系研究科

研究開発実施期間

平成25年1月〜平成27年3月

研究概要

足こぎ車椅子は下肢を使っての運動が基本であるため、リハビリテーションだけではなく下肢運動機能障害が残ってしまった人の移動手段として非常に優れています。(株)TESSは平成21年に足こぎ車椅子Profhandを開発・製品化して、リハビリテーションや介護福祉の新しいツールとして市場を築きつつあります。しかしながら現製品は施設…
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終末期患者にも、家族にも、在宅医にも優しい見守りシステムを!

在宅終末期見守り用小型軽量無線式省電力心電計の開発

在宅終末期患者見守りシステムの概要

在宅終末期患者見守りシステムの概要

企業

株式会社リアルデザイン(宮城県仙台市)

研究機関

東北大学サイバーサイエンスセンター

研究開発実施期間

平成25年1月〜平成26年12月

研究概要

慢性期終末医療において、施設を必要としない在宅医療の充実は今後の医療を見据えた有力な選択肢の一つです。現在ホルター心電計など在宅でも使用可能な心電計が商品化されているものの、体力のない終末期の患者に装着するには重すぎ、心電波形を遠隔地に転送するものでは無く、連続使用時間も24時間程度です。本プロジェクトは、東北…
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クラウド環境と知識処理を用いた高血圧診療支援システムの開発

生活習慣病関連情報基盤と動脈硬化性疾患診療支援システムの開発

生活習慣病関連情報基盤のデータ連携

生活習慣病関連情報基盤のデータ連携

企業

株式会社エフコム(福島県郡山市)

研究機関

福島県立医科大学医学部
会津大学

研究開発実施期間

平成24年11月〜平成25年3月

研究概要

当研究は、多種多様な医療関連データを扱いうる「生活習慣病関連情報基盤」を構築し、高血圧治療ガイドラインに基づく分析機能を「動脈硬化性疾患診療支援システム」として開発します。現在、異なるシステムを利用している医師、保健師、患者などが、一つのプラットホームを共有し、健康管理と治療に関わる有効性の高い情報…
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緑内障治療用の新しい目薬の開発に向けて

高い眼内移行性を有するナノ粒子眼科製剤の開発と有効性評価

プロドラッグナノ粒子分散液中のレーザー光散乱

プロドラッグナノ粒子分散液中のレーザー光散乱

企業

大内新興化学工業株式会社(福島県須賀川市)
ハムリー株式会社(茨城県古河市)

研究機関

東北大学多元物質科学研究所
東北大学医学系研究科

研究開発実施期間

平成25年3月〜平成27年3月

研究概要

既存の眼病治療薬は点眼により患部に到達する有効成分はごくわずかであり、点眼治療時の患者への負担や副作用が懸念されます。本研究では、有効医薬成分を化学修飾し微粒子化させ、効率的に患部まで運ばせるドラッグデリバリー性を有するプロドラッグを開発します。東北大多元物質科学研究所のシーズに基づき、大内新興化学…
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患者にやさしい手術装置の開発

マイクロ波実質臓器凝固切断器の開発

試作機全景

試作機全景

企業

高周波熱錬株式会社いわき工場(福島県いわき市)

研究機関

滋賀医科大学

研究開発実施期間

平成25年1月〜平成27年3月

研究概要

本研究は、実質臓器に対する止血・凝固・切除を備えた新しい手術装置の開発です。
マイクロ波による止血効果と、刷毛または振動機構による臓器破砕能を兼ね備えた手術装置の開発・製品化を目指しています。下記の4点が開発目標です。…
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医療に役立つ多孔質材料の安定供給をめざして

医療用多孔質材料の製造装置システムの開発

医療用多孔質材料製造システムのイメージ

医療用多孔質材料製造システムのイメージ

企業

株式会社アート科学(茨城県東海村)

研究機関

物質・材料研究機構

研究開発実施期間

平成24年10月〜平成27年3月

研究概要

コラーゲンやゼラチンなどからなる医療用多孔質材料は、細胞から組織が形成されるのを促進することから、医療用材料の研究開発用試験サンプル、動物実験代替用材料、および臨床用材料として期待されています。しかしながら、多孔質材料の安定供給、また製造過程における外部からの汚染物の混入防止という課題が残されていま…
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高性能チタン製バリアメンブレン量産で歯の再生に貢献

ロール・ツウ・ロール方式転写による骨再生用バリアメンブレンの加工法開発

上図(左)のように溶出した歯槽骨分のスペースにチタン製バリアメンブレンを施術。

上図(左)のように溶出した歯槽骨分のスペースにチタン製バリアメンブレンを施術。4月から5か月後、上図(右)のごとく歯槽骨が回復する。

企業

新世代加工システム株式会社(埼玉県)

研究機関

東京理科大学基礎工学部

研究開発実施期間

平成25年1月〜平成26年3月

研究概要

日本人の成人の8割が歯周病と言われている中で、対策として歯槽骨を再生するGTR法(組織再生誘導法guided tissue regeneration)があり、バリアメンブレンが使われています。現状、バリアメンブレンはPTFE膜が使われていましたが、欠点があり、大手の製品は販売中止となりました。そこで極薄のチタン製バリアメンブレンを開発。レーザー加工が検討…
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取り組み・成果