探索加速型 「持続可能な社会の実現」領域

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運営統括

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國枝 秀世 国立研究開発法人科学技術振興機構 参与/名古屋大学 参与

昭和54年1月 名古屋大学 助手(理学部)
平成 5年10月 名古屋大学 助教授(理学部)
平成 8年 4月 名古屋大学大学院 助教授(大学院理学研究科)
平成11年 9月 宇宙科学研究所宇宙圏研究系 教授
平成15年10月 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部高エネルギー天文学系 教授
平成17年 4月 名古屋大学大学院 教授(大学院理学研究科)
平成21年 4月 名古屋大学大学院 理学研究科 研究科長
平成24年 4月 名古屋大学 副総長(研究・学生支援担当)
平成29年 4月 名古屋大学 審議役
平成30年 4月 名古屋大学 参与(現職)
平成30年 4月 国立研究開発法人科学技術振興機構 参与(現職)

概要と重点公募テーマ

資源、食料の安定的な確保(資源の安定的な確保と循環的な利用、食料の安定的な確保)、超高齢化・人口減少社会等に対応する持続可能な社会の実現(世界最先端の医療技術の実現による健康長寿社会の形成、持続可能な都市及び地域のための社会基盤の実現、効率的・効果的なインフラの長寿命化への対策)、ものづくり・コトづくりの競争力向上、生物多様性への対応などを対象とする領域とします。また、海洋の持続可能な開発・利用等に資する海洋に関する技術なども対象とします。
(文部科学省から示された「重点公募テーマの設定に当たっての領域について」より)

進行中の重点公募テーマ

・新たな資源循環サイクルを可能とするものづくりプロセスの革新(平成29年度-)
・労働人口減少を克服する"社会活動寿命"の延伸と人の生産性を高める「知」の拡張の実現(平成29年度-)
・将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出(平成30年度-)
・モノの寿命の解明と延伸による使い続けられるものづくり(令和元年度-)

令和元年度の公募テーマの詳細は、公募ページの募集要項・別紙(第6章)をご覧ください。

採択課題一覧

新たな資源循環サイクルを可能とするものづくりプロセスの革新

 これまでの大量生産・消費社会において、多くの製品は使い捨てを前提に性能と価格を重視して設計されてきましたが、将来的に確実に起こる世界的な資源逼迫・枯渇への対応のため、資源を高効率に利用する"資源循環型ものづくり"への移行が強く求められています。資源の有効利用は、科学技術の進歩や社会の変容に対応し、鉄から稀少元素・プラスチックへと範囲が広がり、再生利用からより効率の高い再利用・長期利用へと循環サイクルが徐々に変わりつつあります。
 本重点公募テーマは、社会や産業の変容に対応する産業競争力の向上および世界的に逼迫している鉱物資源(金属資源・非金属資源)と化石資源の材料としての持続的利用や環境保全を促進するため、材料の選択から製品(構造物を含む)の設計・製造・使用・分離・再(生)利用までのサイクル全体を最適化し資源効率性を飛躍的に向上させる、材料設計・製造・分離などの研究開発を行い、ものづくりの新たなプロセスを創出することを目指します。

平成30年度採択概要
アルカリハイドロメタラジーによる資源循環イノベーション
宇田 哲也(京都大学 大学院工学研究科 教授)
アルカリハイドロメタラジーによる資源循環イノベーション
(PDF: 463KB)
貴金属・レアメタルの革新的リサイクル技術の開発
岡部 徹(東京大学 生産技術研究所 教授)
貴金属・レアメタルの革新的リサイクル技術の開発
(PDF: 513KB)
相転移型水系溶媒抽出によるレアメタル分離分析システムの開発
塚原 剛彦(東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研究所 准教授)
相転移型水系溶媒抽出によるレアメタル分離分析システムの開発
(PDF: 665KB)
有機溶剤を用いた革新的レアメタル分離回収プロセスの創出
三木 貴博(東北大学 大学院工学研究科 准教授)
有機溶剤を用いた革新的レアメタル分離回収プロセスの創出
(PDF: 374KB)
リチウムイオン電池完全循環システム
渡邉 賢(東北大学 大学院工学研究科 教授)
リチウムイオン電池完全循環システム
(PDF: 443KB)
平成29年度採択概要
製品ライフサイクル管理とそれを支える革新的解体技術開発による統合循環型生産システムの構築
所 千晴(早稲田大学 理工学術院 教授)
製品ライフサイクル管理とそれを支える革新的解体技術開発による統合循環型生産システムの構築
(PDF:1.05MB)
Pイノベーション創出技術開発
長坂 徹也(東北大学 大学院 工学研究科 研究科長・教授)
Pイノベーション創出技術開発
(PDF:361KB)
リマンを柱とする広域マルチバリュー循環の構築
松本 光崇(産業技術総合研究所 製造技術研究部門 主任研究員)
リマンを柱とする広域マルチバリュー循環の構築
(PDF:743KB)
革新的ハロゲン循環による材料の高資源化プロセスの開発
吉岡 敏明(東北大学 大学院環境科学研究科 研究科長・教授)
革新的ハロゲン循環による材料の高資源化プロセスの開発
(PDF:874KB)

労働人口減少を克服する"社会活動寿命"の延伸と人の生産性を高める「知」の拡張の実現

 日本は超高齢化・人口減少時代を迎え、生産年齢人口の減少による労働力の縮小、社会保障費の増大などに直面し、産業競争力の面からも早急な対策が必要となっています。本重点公募テーマでは、未開拓の多様な労働力の活用、ひいては産業競争力の強化を目的とし、科学技術により、空間・時間を超えて人の「知」を有効に利用するシステムの創出を目標とします。
 例えば、個人の知的活動の維持向上・高度化、新しい仕事・技能への対応、高度な知能・技能の伝達などを支援することで、高齢者から若年層まで多様な人々の社会参加や就労機会を促進すると同時に、生活や仕事の質の向上に資することが期待されます。それは、AIやロボットなどが普及し人と機械がますます協働・共生していくと予想される未来社会において、人が「人らしさ」を発揮し続ける環境を提供することになると考えられます。本テーマを通じて、誰もが生きがいを持ってその能力を最大限発揮し、活き活きと永く活躍する社会の実現を目指します。

平成30年度採択概要
遠隔操作型対話ロボットによる知の質と量の向上
石黒 浩(大阪大学 先導的学際研究機構 共生知能システム研究センター センター長・教授(基礎工学研究科))
遠隔操作型対話ロボットによる知の質と量の向上
(PDF: 431KB)
ICTを活用した、協調に関わる技能とチームスキルの継承支援
植田 一博(東京大学 大学院総合文化研究科 教授)
ICTを活用した、協調に関わる技能とチームスキルの継承支援
(PDF: 541KB)
「身体知」の可視化と伝承
小池 康晴(東京工業大学 科学技術創成研究院 教授)
「身体知」の可視化と伝承
(PDF: 409KB)
知識ダイナミクス社会の実現のための知識基盤の構築
武田 英明(情報・システム研究機構 国立情報学研究所 教授)
知識ダイナミクス社会の実現のための知識基盤の構築
(PDF: 769KB)
人材の多様性に応じた知的生産機会を創出するAI基盤
檜山 敦(東京大学 先端科学技術研究センター 講師)
人材の多様性に応じた知的生産機会を創出するAI基盤
(PDF: 571KB)
平成29年度採択概要
学習アナリティクス基盤の拡張による多世代共創及び社会活動支援
木實 新一(九州大学 基幹教育院 教授)
学習アナリティクス基盤の拡張による多世代共創及び社会活動支援
(PDF:1.33MB)
認知科学と制御工学の融合による知能化機械と人間の共生
鈴木 達也(名古屋大学 大学院工学研究科 教授)
認知科学と制御工学の融合による知能化機械と人間の共生
(PDF:248KB)
「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン
谷口 忠大(立命館大学 情報理工学部 教授)
「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン
(PDF:846KB)

将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出

 世界の食料需要は、地球の人口の爆発的増加と発展途上国の生活水準向上などにより大幅な増加が見込まれるとともに、バイオ燃料などの食料以外への利用増大も相まって需給の逼迫が懸念されています。中でも動物性たんぱく質の主な供給源である食肉や魚肉は、経済的に豊かになると消費量が増えることから、特に大きな需要増加(2050年までに約2倍)が見込まれている一方、現状では、得られる食肉・魚肉の数倍から10倍近い飼料が投入されるなど、極めて低い効率で生産されています。
 本重点公募テーマの2018年度の募集においては、動物性たんぱく質の供給源である食料を対象に、動物飼育によらないこれまでにない新しい方法による食料生産や、動物性たんぱく質の餌によらない畜水産、ハイインパクトな食料産業創出に必要な技術などを通して、環境変化に影響されない持続可能性の飛躍的な向上により、食を通じた豊かなくらしの実現、新しい食品産業の創出、ひいては世界からの飢餓撲滅に貢献します。

平成30年度採択概要
筋サテライト細胞とオルガノイド培養法の融合による革新的食肉培養法の開発
赤澤 智宏(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 教授)
筋サテライト細胞とオルガノイド培養法の融合による革新的食肉培養法の開発
(PDF: 386KB)
生態系に学ぶ資源循環型養殖餌料の開発
小川 順(京都大学 大学院農学研究科 教授)
生態系に学ぶ資源循環型養殖餌料の開発
(PDF: 398KB)
藻類と動物細胞を用いた革新的培養食肉生産システムの創出
清水 達也(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 所長・教授)
藻類と動物細胞を用いた革新的培養食肉生産システムの創出
(PDF: 416KB)
3次元組織工学による次世代食肉生産技術の創出
竹内 昌治(東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授)
3次元組織工学による次世代食肉生産技術の創出
(PDF: 553KB)
微生物パワーによる次世代閉鎖循環式陸上養殖システムの構築
堀 克敏(名古屋大学 大学院工学研究科 教授)
微生物パワーによる次世代閉鎖循環式陸上養殖システムの構築
(PDF: 391KB)
組織工学技術を応用した世界一安全な食肉の自動生産技術の研究開発
松崎 典弥(大阪大学 大学院工学研究科 准教授)
組織工学技術を応用した世界一安全な食肉の自動生産技術の研究開発
(PDF: 416KB)
発生工学とゲノミックセレクションを融合した次世代型魚類育種
吉崎 悟朗(東京海洋大学 学術研究院 教授)
発生工学とゲノミックセレクションを融合した次世代型魚類育種
(PDF: 608KB)

研究開発運営会議委員

三宅 徹 大日本印刷株式会社 執行役員 購買本部長
犬飼 孔 科学技術振興機構 未来創造研究開発推進部 調査役

「新たな資源循環サイクルを可能とするものづくりプロセスの革新」専門委員

伊藤 義康 トーカロ株式会社 顧問
高島 由布子 株式会社三菱総合研究所 環境・エネルギー事業本部 副本部長
土肥 英幸 新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター 環境・化学ユニット ユニット長
長谷川 史彦 東北大学 未来科学技術共同研究センター(NICHe) センター長・教授

「労働人口減少を克服する"社会活動寿命"の延伸と人の生産性を高める『知』の拡張の実現」専門委員

柏野 牧夫 日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所 NTTフェロー、スポーツ脳科学プロジェクト統括
中島 秀之 札幌市立大学 理事長・学長
萩田 紀博 大阪芸術大学 アートサイエンス学科 学科長・教授
三成 寿作 京都大学 iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定准教授

「将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出」専門委員

紀ノ岡 正博 大阪大学 大学院工学研究科 教授
竹山 春子 早稲田大学 理工学術院 教授
田畑 泰彦 京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 教授
中島 和英 東京食肉市場株式会社 常務取締役
中山 一郎 日本水産株式会社 中央研究所 養殖R&Dアドバイザー

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