労働人口減少を克服する"社会活動寿命"の延伸と人の生産性を高める「知」の拡張の実現
日本は超高齢化・人口減少時代を迎え、生産年齢人口の減少による労働力の縮小、社会保障費の増大などに直面し、産業競争力の面からも早急な対策が必要となっています。本重点公募テーマでは、未開拓の多様な労働力の活用、ひいては産業競争力の強化を目的とし、科学技術により、空間・時間を超えて人の「知」を有効に利用するシステムの創出を目標とします。
例えば、個人の知的活動の維持向上・高度化、新しい仕事・技能への対応、高度な知能・技能の伝達などを支援することで、高齢者から若年層まで多様な人々の社会参加や就労機会を促進すると同時に、生活や仕事の質の向上に資することが期待されます。それは、AIやロボットなどが普及し人と機械がますます協働・共生していくと予想される未来社会において、人が「人らしさ」を発揮し続ける環境を提供することになると考えられます。本テーマを通じて、誰もが生きがいを持ってその能力を最大限発揮し、活き活きと永く活躍する社会の実現を目指します。
研究開発運営会議委員
「労働人口減少を克服する"社会活動寿命"の延伸と人の生産性を高める『知』の拡張の実現」専門委員
柏野 牧夫 | 日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所 NTTフェロー、柏野多様脳特別研究室長 |
中島 秀之 | 札幌市立大学 理事長・学長 |
萩田 紀博 | 大阪芸術大学 アートサイエンス学科 学科長・教授 |
三成 寿作 | 京都大学 iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定准教授 |
採択課題一覧
■探索研究
*所属・肩書は終了時点のもの