異分野共創型のAI・シミュレーション技術を駆使した健全な社会の構築
近年、IoTやSNS等の普及により、あらゆる人やモノがつながることで、様々な知識や情報が共有され、社会に新たな価値が創出されています。その一方で、玉石混交の情報が氾濫し、災害時の避難指示やパンデミックが起きた際の感染経路の特定に時間がかかる、インターネットでデマが拡散するなど、社会に混乱を及ぼすような問題が顕在化しています。
本重点公募テーマは、「複雑な人や社会の振る舞いを捉えきれず、社会課題の解決に向けて効果的な対策が打てていないこと」と「AI技術の社会実装に向けた課題」の2つを解決することを目指し、情報科学だけではなく、人文・社会科学等の知見を踏まえた「異分野共創型」の研究開発を推進します。具体的には、感染症等のリスクに対する意思決定支援システム、AIを活用した経済分析など、人や社会の視点を重視した研究開発を通じて、Society5.0が目指す社会の実現に貢献します。
採択課題一覧
■本格研究へ移行した課題
人間中心の社会共創デザインを可能とするデジタル社会実験基盤技術の開発(貝原課題)■探索研究