大規模プロジェクト型

本ページの目次

技術テーマ「通信・タイムビジネスの市場獲得等につながる超高精度時間計測」

時間を正確に計る技術は、長きにわたる人類の歴史の中で探求され、進化してきた。全ての物理現象の根幹となる「時間」という単位は、あらゆる分野の学術、産業に利用され、地球規模での位置情報の提供や大規模通信技術など、現代の文明社会を根底から支える技術に組み込まれている。近年、時間の計測精度をこれまでより数桁向上させる超高精度な時間計測を行う研究が進展してきており、超高精度で計測した時間を通信システムや情報機器などと同期することで、通信・情報技術をはじめとする、時間を利用した先端技術の高度化が期待される。

平成30年度採択概要期間
クラウド光格子時計による時空間情報基盤の構築
香取 秀俊(東京大学 大学院工学系研究科 教授/科学技術振興機構 プログラムマネージャー)
クラウド光格子時計による時空間情報基盤の構築
(PDF:1.45MB)
2018.11~

研究開発運営会議委員

「通信・タイムビジネスの市場獲得等につながる超高精度時間計測」

占部 伸二 大阪大学 名誉教授
笹瀬 巌 慶應義塾大学 理工学部 教授
廣川 類 三菱電機鎌倉製作所 主管技師長
盛永 篤郎 東京理科大学 名誉教授

クラウド光格子時計による時空間情報基盤の構築

pic
技術テーマ「通信・タイムビジネスの市場獲得等につながる超高精度時間計測」
研究開発代表者: 香取 秀俊(東京大学 大学院工学系研究科 教授/科学技術振興機構 プログラムマネージャー)
研究開発期間: 2018年11月~
グラント番号: JPMJMI18A1

目的:
「光格子時計」をネットワーク展開・社会実装することで、次世代の超高精度・時空間情報の共通プラットフォームを構築する。GNSS(Global Navigation Satellite System)に用いられる原子時計の精度を1000倍以上改善する光格子時計のリンクにより、超高精度クラウド・クロック環境を実現し、通信の高速・大容量化や位置情報サービスの高度化を目指す。

研究概要:
 高精度な時を刻み、それを活用する技術は、有史以来、脈々と受け繋がれ探求されてきた。この進化は、高度な通信や測位を可能とし、新しいサービスを生み出した。このように時計技術は、次世代ビジネスの牽引役として、欠くことのできない技術の源泉である。近年、従来の時計精度を数桁向上させる超高精度な原子時計手法が進展し、通信・情報の分野を中心に、これらを利用した先端技術の高度化が期待されている。

 本課題では、最先端の時間計測技術をいち早く実用化し、学術・産業分野への導入をはかるべく、光格子時計の小型・軽量化、安定動作を実現する。一方、多点・長距離間で時間を共有する配信技術を確立し、GNSSに代わる超高精度時間インフラを構築する。

 これらの研究開発を通して、超高精度な時間を広く社会に供給することにより、次世代の通信や相対論的測位など、今後、半世紀を見据える、新たなタイムビジネスの市場獲得を目指す。

画像

研究開発実施体制

〈代表者グループ〉
 東京大学、理化学研究所

〈共同研究グループ〉
 東京大学、理研、日本電信電話株式会社、株式会社島津製作所、日本電子株式会社、情報通信研究機構、
 産業技術総合研究所、シグマ光機株式会社、電気通信大学、福岡大学、宇宙航空研究開発機構、
 株式会社アイシン、国立天文台、国土地理院

プロジェクトHP

https://www.katori-project.t.u-tokyo.ac.jp/index.html

クイックアクセス

本ページの目次