未来社会創造事業 第3回公開成果報告会
~バイオ・ライフサイエンスを基盤とした豊かな未来社会の実現~ 報告

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開催概要

日時
2024年12月9日(月) 13:00~17:00


会場
ベルサール半蔵門/オンライン
会場へのアクセスexlink
住所:東京都千代田区麹町1-6-4
住友不動産半蔵門駅前ビル2F


主催
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
未来創造研究開発推進部
> イベントURL

報告

 未来創造研究開発推進部は、2024年12月9日、イベント「未来社会創造事業 第3回公開成果報告会 ~バイオ・ライフサイエンスを基盤とした豊かな未来社会の実現~」を開催し、会場とZoomウェビナーによるライブ配信をあわせて約350名の参加があった。

 2017年度の事業発足から7年が経過した未来社会創造事業は、各領域で研究開発成果が着実に得られてきた。これらの成果を領域横断的に発信することを目的として、公開成果報告会を開催した。第3回となる本報告会では、バイオ、ライフサインスをテーマとした。探索加速型(本格研究)の研究開発代表者が、これまでの研究開発成果や今後の展望について発表し、会場およびオンライン参加者との質疑応答を行ったほか、「個人に最適化された社会の実現領域」の和賀巌 運営統括をモデレーターとして迎え、実現したい未来社会についてトークセッションを行った。

 発表終了後、会場内に設置された研究開発課題ごとのブースにおいて、発表者が研究のデモやポスター・動画等の展示品を説明しながら参加者と交流し、活発な意見交換が行われた。



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上から、渡辺 捷昭
飯田 琢也、坂上 貴之、佐塚 隆志
中山 一郎、竹内 昌治

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会場の様子

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トークセッションの様子

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ブースにおける展示・交流の様子

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ブースにおける展示・交流の様子


1. オープニング・基調講演

 渡辺 捷昭 事業統括(トヨタ自動車株式会社 元社長)より開会挨拶を頂き、発表者を含む当事業の研究者や本報告会の参加者に向けて、バイオ・ライフサイエンスは生活の基盤であり、「環境の変化を先取りする研究開発を進めること」、その為に「産官学民の連携を深めて、夢や目標を大きく描き、技術の立ち位置を正しく評価して課題を解決していくこと」への期待を述べられた。

 続いて、神部 匡毅 文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発戦略課 戦略研究推進室長より来賓挨拶を頂き、バイオ・ライフサイエンス分野の研究は医療の発展や食糧問題の解決など国民生活の向上に大きく寄与するものとして期待を寄せられた。

 次に、舘澤 博子 未来創造研究開発推進部部長より当事業の概要や特徴の説明と、本報告会のプログラムの紹介が行われた。

2. 発表および質疑応答、トークセッション

 バイオ・ライフサイエンス分野の研究開発を推進している5名の研究開発代表者から、研究成果や実現したい未来社会について報告がなされ、Slido(スライドゥ)を活用した質疑応答が行われた。

 和賀巌 運営統括をモデレーターとして迎え行われたトークセッションでは、「なぜ研究者を志したか?」、「研究成果によってどんな未来社会を実現したいか?」をテーマに、研究開発代表者が研究開発を進めていく上での想いや、どんな未来社会を実現したいか、また、未来社会を実現していく上での課題は何かついてフリップを用いて語られた。


プログラム 発表資料 発表動画
「光濃縮が拓くハイスループット検査技術によるヘルスケアの未来」
 飯田 琢也(大阪公立大学 教授)
PDF
(PDF: 7MB)
「心臓血流の「かたち」を言葉に!〜流線トポロジカルデータ解析とその応用」
 坂上 貴之(京都大学 教授)
PDF
(PDF: 4.4MB)
「ソルガム雑種強勢の原理解明によって期待される脱炭素社会構築への波及効果」
 佐塚 隆志(名古屋大学 教授)
PDF
(PDF: 4.3MB)
「新たな技術導入による次世代養殖システム」
 中山 一郎(国立研究開発法人 水産研究・教育機構 理事長)
PDF
(PDF: 3.9MB)
「3次元組織工学による次世代食肉生産技術の創出」
 竹内 昌治(東京大学 教授)
coming soon coming soon
トークセッション
モデレーター:和賀巌(「個人に最適化された社会の実現」領域 運営統括 / NEC ソリューションイノベータ株式会社 シニアフェロー)
パネリスト:飯田 琢也、坂上 貴之、佐塚 隆志、竹内 昌治、中山 一郎
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3. クロージング

 当機構の金子 博之 理事より、当事業における研究開発成果との共同研究やこれまで得られた研究開発成果の事業化への関心など、ぜひ当機構に連絡をお寄せいただきたい旨の閉会の挨拶があった。


以上

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