お知らせ
2022/9/26 公開シンポジウムページを公開しました。
2022/12/20 シンポジウム開催後の報告ページを公開しました。
開催趣旨
「一人ひとりの多様な幸せが実現できる社会」への変革が望まれ、ウェルビーイング(幸福度)への関心が世界的に高まっています。また、国際的な機関や世界各国の企業が、ウェルビーイングを重要な指標として採用しています。
しかし、その調査方法はアンケートを中心に主観的な記述にとどまっています。JST未来社会創造事業では、令和3年度(2021年度)「個人に最適化された社会の実現」領域を設定し、従来の主観的評価方法を中心としたアプローチに加え、科学的に計測する客観的エビデンスに基づくアプローチにより、ウェルビーイングの実現という目標に向けて、研究開発を推進しています。
本シンポジウムでは、当領域におけるウェルビーイング研究の最新状況について研究者から報告を行うとともに、ウェルビーイングにおける取組みについて、ステークホルダーを交えながら、来るべきウェルビーイングビジネスの可能性について考えます。
「多様な個人のウェルビーイングと未来社会~ウェルビーイングの可視化とビジネスチャンス~」ご案内 (PDF: 728KB)
開催概要
【日時】 2022年11月7日(月) 13:00-18:30
【会場】 国立研究開発法人科学技術振興機構 東京本部別館 1F ホール(東京・市ヶ谷)
東京都千代田区五番町7 K's五番町 会場へのアクセス
【参加費】 無料
【定員】 70名*
【主催】 国立研究開発法人科学技術振興機構
【共催】 ウェルビーイング学会
【申込締切】10月30日(日)
*新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更となる場合があります。
シンポジウム開催後YouTubeにて配信予定(詳細は後日掲載)
参加申込
下記の参加申込フォームより必要事項をご入力の上、お申込みください。
プログラム
13:00~13:15 | 開会挨拶 和賀巌 運営統括(NECソリューションイノベータ シニアフェロー) |
13:15~13:50 | 基調講演1 デジタル田園都市国家構想の実現とWell-Beingについて 村上敬亮(デジタル庁統括官 国民向けサービス グループ長) |
13:50~14:15 | 研究開発課題紹介1 新価値IKIGAI駆動による社会貢献活動の個人最適化 飯島勝矢(東京大学高齢社会総合研究機構 機構長/未来ビジョン研究センター 教授) |
14:15~14:40 | 研究開発課題紹介2 個人の最適化を支える「場の状態」:個と場の共創的Well-Beingへ 内田由紀子(京都大学人と社会の未来研究院 教授) |
14:40~15:05 | 研究開発課題紹介3 身体機能と家庭内ネットワーク情報による児童Well-Being支援技術開発 菊水健史(麻布大学獣医学部 教授) |
15:05~15:15 | 休憩 |
15:15~15:50 | 基調講演2 ウェルビーイングの現在と未来 ~科学技術はいかに幸せな未来に貢献できるのか!?~ 前野隆司 ウェルビーイング学会会長/「個人に最適化された社会の実現」領域運営委員 (慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授) |
15:50~16:15 | 研究開発課題紹介4 マルチモーダルAIを用いた視覚指標による幸福度評価 中澤徹(東北大学大学院医学系研究科/医学部 教授) |
16:15~16:40 | 研究開発課題紹介5 次世代健康経営の実現に向けたAIoTによるEcological Well-Beingの可視化 中村亨(大阪大学データビリティフロンティア機構 特任教授) |
16:40~17:05 | 研究開発課題紹介6 脳特徴と多面的達成感に基づく個別最適化教育支援 細田千尋(東北大学加齢医学研究所 准教授) |
17:05~17:20 | 休憩 |
17:20~18:20 | パネルディスカッション <モデレーター> 和賀巌 運営統括(NECソリューションイノベータ シニアフェロー) <パネリスト> 青木勝(NEC リードAIサービスプランナー) 髙木健一(PwCコンサルティング合同会社 Strategy& ディレクター) 平岡千穂(積水ハウス株式会社住生活研究所) 渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員) |
18:20~18:30 | 閉会挨拶 前野隆司 ウェルビーイング学会会長/「個人に最適化された社会の実現」領域運営委員 (慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授) |
登壇者
基調講演
(デジタル庁統括官 国民向けサービス グループ長)
1967年、東京都出身。1990年、通商産業省入省。IT政策、クールジャパン戦略の立ち上げ、COP15,16等の温暖化国際交渉、再エネの固定価格買取制度創設等に従事。2014年より内閣官房・内閣府で、地方創生業務に従事し2020年7月より中小企業庁経営支援部長。2021年7月より内閣官房IT総合戦略室内閣審議官、9月より現職。
ウェルビーイング学会会長/「個人に最適化された社会の実現」領域運営委員
(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授)
1984年東京工業大学卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授等を経て現在慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼務。博士(工学)。著書に、『ディストピア禍の新・幸福論』(2022年)、『ウェルビーイング』(2022年)、『幸せな職場の経営学』(2019年)、『幸せのメカニズム』(2013年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(2004年)など多数。日本機械学会賞(論文)(1999年)、日本ロボット学会論文賞(2003年)、日本バーチャルリアリティー学会論文賞(2007年)などを受賞。専門は、システムデザイン・マネジメント学、幸福学、イノベーション教育など。
パネルディスカッション
■パネリスト(50音順)
(NEC リードAIサービスプランナー)
(PwCコンサルティング合同会社 Strategy& ディレクター)
(積水ハウス株式会社住生活研究所)
(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員)
■モデレーター
(NECソリューションイノベータ シニアフェロー)
研究開発課題紹介(50音順)
(東京大学高齢社会総合研究機構 機構長/未来ビジョン研究センター 教授)
(京都大学人と社会の未来研究院 教授)
(麻布大学獣医学部 教授)
(東北大学大学院医学系研究科/医学部 教授)
(大阪大学データビリティフロンティア機構 特任教授)
(東北大学加齢医学研究所 准教授)
お問い合わせ先
国立研究開発法人科学技術振興機構
未来創造研究開発推進部
E-mail: mirai-kojin-m[at]jst.go.jp ※[at]を"@"に置き換えてください