「次世代情報社会の実現」領域イベント
『Human centricデジタルツインの構築による新しい技術・サービスの創出に向けて』報告

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開催概要

日時
2023年8月8日(火) 14:00~17:00
会場
オンライン(Zoomウェビナー)
主催
国立研究開発法人科学技術振興機構

報告

「次世代情報社会の実現」領域(運営統括 前田英作(東京電機大))では、Human centricデジタルツイン構築による新サービスの創出、新技術の創発を目指し、令和3年度に6件の探索研究課題を採択しました。これまでの2年間の探索研究における研究成果を広く紹介するとともに、幅広い分野の方々との意見交換をする場として一般公開シンポジウムを開催し、企業、アカデミアなどから230名以上の方にオンラインで参加いただきました。

基調講演では、宮下敬宏先生(ATRインタラクション科学研究所)から、技術を起点とした未来社会の創出に向けたこれまでの多種多様な取り組みと、それらから得られた知見と課題、将来に向けての計画と提言の紹介がありました。

令和3年度採択の探索研究課題の発表では、金広文男先生(産総研)から、⼈との物理接触を対象とする業務を遠隔化するサービス実現のための基礎技術と安全基準が紹介されたほか、多田充徳先生(産総研)の人の歩行にかかる身体モビリティデザイン・プラットフォーム、および、井上創造先生(九州工業大)の介護・医療分野におけるケア予報サービスという、人のQoL向上に大きく寄与する多様な研究の成果が発表されました。村上善則先生(東京大)のゲノム情報と多層的な生体情報の統合による新しい疾患予防システム、石川正俊先生(東京理科大)の超高速計測と画像処理技術によりデジタルと実体を高速・低遅延でリンクする基盤など、最先端技術によって社会や産業にパラダイムシフトが起こり得る可能性が示されました。相澤清晴先生(東京大)からは、メタバースをより身近、かつ多機能にする、実世界360度映像に基づく現実とデジタルをつなぐインタラクティブなVR空間の構築技術が発表されました。

Zoomウェビナーのチャットを通じて参加者から多くのご質問をいただき、発表者がそれらに回答することで、プロジェクトの取り組み内容や個々の技術への理解を深めていただけたとともに、研究成果の社会実装に向けて有益な議論がなされました。

各課題の概要、および基調講演を含む発表資料は、下記ページに掲載されておりますので、
ご興味のある方は、是非ご参照ください。


 ⚑「次世代情報社会の実現」領域イベント

Human centricデジタルツインの構築による新しい技術・サービスの創出に向けて


以上



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