「共通基盤」領域 本格研究 井上課題
「マルチスケール計測・計算技術の融合による
高スループットデバイス開発支援プラットフォーム」
公開キックオフシンポジウム報告

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開催概要


日時
2024年11月26日(火) 12:30~17:00

会場
日本橋ライフサイエンスビルディング9F
会議室(オンライン併用開催)

主催

JST 未来社会創造事業「共通基盤」探索加速型本格研究チーム
   
協賛

固体イオニクス学会 化学工学会エネルギー部会 電気化学会
   
イベントURL

「マルチスケール計測・計算技術の融合による
高スループットデバイス開発支援プラットフォーム」
   
> 「共通基盤」領域
> 探索加速型 本格研究

報告

本格研究「マルチスケール計測・計算技術の融合による高スループット・デバイス開発支援プラットフォーム(井上課題)」(研究開発代表者:井上 元 九州大学大学院 工学研究院 化学工学部門 教授)の公開キックオフシンポジウムが2024年11月26日に東京日本橋ライフサイエンスビルにて開催され、会場・Web合わせて約150名の方に参加いただきました。

冒頭にJST未来社会創造事業「共通基盤」領域 長我部信行運営統括より採択経緯を含めた開会挨拶から始まり、次に研究開発代表者の九州大学 井上元教授により、本課題の社会背景と狙い、そして課題全体のPOCと技術課題とする4項目の概要と連携について説明がなされました。続いて各個別課題より研究内容の詳細が紹介されました。東北大学 雨澤浩史教授から『先端計測』における様々な計測評価の研究事例が、九州大学 野下浩司助教から『データ処理』における各種要素技術と連携進捗が、九州大学 井上元教授から『高度計算』における独自の計算技術と計測連携の取り組みが、東京大学 長藤圭介准教授から『検証・設計』における新たな開発手法の紹介がなされました。

休憩を挟んで、東京大学 長藤圭介准教授から連携課題である『マテリアル探索空間拡張プラットフォームの構築(MEEP)』の概要とこれまでの成果や課題について報告いただき、その後、京都大学 長谷川茂樹特定助教から『燃料電池システムの先端計測と製品開発の加速を目指した統合燃料システムシミュレーター「FC-DynaMo」の開発』と題して、モデルベース開発による燃料電池システムの設計研究について報告いただきました。その後の総合討論において、本シンポジウムで対象とするデバイス・システム開発の現状と課題、モデルベース手法への期待、産学連携に関わる克服すべき課題等について、多くの参加者の方と活発に議論し、情報共有を進めることができました。

最後に、岡島博司材料テーママネージャーより閉会挨拶として、本課題に対する今後の期待が述べられました。シンポジウム後は名刺交換会も行われ、活発な意見交換、交流の場を持つことができました。

井上課題では引き続き、計測・計算の高度連携を通じて、革新材料を活用した各種デバイス・システムの早期開発に貢献する技術構築を進めて参ります。



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井上 元 研究代表者による研究課題概要説明


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長谷川 茂樹氏による基調講演



以上

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