地球の人口の爆発的な増加や気候変動の影響などによって、2030年頃には世界の食料需給は逼迫すると指摘されています。とくに、新興国などの肉食の需要が増え、肉の生産が追いつかなくなる恐れがあります。その解決策のひとつとして、いま世界中で「培養肉」の研究が進められています。
培養肉とは、動物の細胞を抽出して培養し製造される人工肉のことです。培養肉は、広大な土地や水、飼料を必要とせず、環境問題や動物の福祉、衛生・栄養面でもまったく新しい食の革新を起こすのではないか、と世界で注目されている技術です。一方で、これまでにはないモノであるからこそ、実際に食卓に並ぶまでには、技術開発とともに、法制度や食の安全など社会として解決しなければならない課題もあります。
ここは、培養肉に関する最先端の科学を紹介しながら、この新しい技術の行方について研究者と参加者がともに考え、語りあうフォーラムです。あなたも、少し先の未来の食を一緒に考えてみませんか?
「知る・語る!未来の食『培養肉』」プログラム (PDF: 1.9MB)
開催概要
【日時】 2019年11月17日(日) 11:30~13:00
【会場】 テレコムセンタービル 1階 テレコムアリーナ (東京都江東区青海二丁目5-10)
ゆりかもめ「テレコムセンター」駅 直結/りんかい線「東京テレポート」駅より無料循環バス3分
テレコムセンタービルへのアクセス
【対象】 ・培養肉に関心がある、小学生~社会人の方
・食に関するビジネスや研究に関心のある方
・未来の食について語りあいたい方
【プログラム】(日英同時音声&字幕通訳あり)
11:30~11:35 | イントロダクション |
11:35~12:00 | トークセッション 〈キーノート・トーク〉 マーク・ポスト マーストリヒト大学 教授 〈ピッチ・トーク〉 小正 瑞季 リアルテックファンド/Space Food X 代表 岡田 栄造 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 教授 石川 伸一 宮城大学 食産業学群 教授 |
12:00~12:55 | ディスカッション「培養肉から未来の食を考える」 グループディスカッションを行う参加者と、ポスターセッションで専門家と語りあう参加者とに分かれて、ディスカッションを実施します。* |
12:55~13:00 | クロージング |
*恐れ入りますが、グループディスカッションは一般参加枠を設けておりません。一般申込による参加者の方は、ポスターセッションによるディスカッションにご参加いただけます。
参加申し込み
参加費は無料です。
当日飛び込み参加も大歓迎ですが、ディスカッションスペース確保のため、できるだけ事前登録をお願いいたします。
連動企画のご案内
連動企画として以下のシンポジウムも開催します。ご関心ある方はぜひご参加ください。
シンポジウム「未来の食料生産に向けて~培養肉開発の最前線」
【日時】 2019年11月17日(日) 14:30~18:00
【会場】 テレコムセンタービル 東棟 14階 MONO
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主催者・お問い合わせ先
国立研究開発法人科学技術振興機構 Team-NIKU
(未来創造研究開発推進部、社会技術研究開発センター、「科学と社会」推進部、知的財産マネジメント推進部、日本科学未来館の連携チームです)
【お問い合わせ先】
JST 未来創造研究開発推進部(担当:濱田・山崎)
TEL: 03-6272-4004 FAX: 03-6268-9412
E-mail: jst-mirai-g2[at]jst.go.jp ※[at]を"@"に置き換えてください