[本文]
(1)研究領域「高齢者のための地域共同体の設計やサービスに関する革新的な対応策」
本共同研究はJSTで初めてとなる国際産学連携の枠組みをとり、日本の産学連携チームとスウェーデンの同様のチームが国際的な産学連携の体制を築いて、高齢社会における新たなイノベーションの早期実現を目指すものです。
開発期間はフェーズⅠの約2年間とフェーズⅡの3年間からなり、ステージゲート方式の評価の結果に基づき、フェーズⅠからフェーズⅡへの移行が認められれば、長期間にわたるシームレスな開発が可能となります。
フェーズⅠでは、日本側、スウェーデン側のソリューション(例:革新的な機器、サービスやコミュニティーのデザイン)を統合させるなどして、そのアイディアの革新性、有効性を確認します。フェーズⅡでは、そのソリューションが高齢社会の実環境で機能することを示します。

図:ステージゲート方式
(2)スウェーデン側ファンディングエージェンシー
Swedish Governmental Agency for Innovation Systems (VINNOVA)
(5)採択プロジェクト
プロジェクト名 |
日本側研究代表者
スウェーデン側研究代表者
|
支援期間 |
---|---|---|
活力ある高齢社会の実現に向けた「国際連携型リビング・ラボ」の創設 |
秋山 弘子 特任教授(東京大学 高齢社会総合研究機構)
【学】東京大学、【産】(株)三井住友銀行 マチルダ・サム 教授(リナウス大学 デザイン学部)
【学】リナウス大学、【産】ヨハンベルクサイエンスパーク(株) |
平成28年度 ~ 平成30年度(フェーズⅠ) |
皮膚貼り付け型センサーによる高齢者健康状態の連続モニタリング |
染谷 隆夫 教授(東京大学 大学院工学研究科)
【学】東京大学大学院、【産】NEC(株) マグナス・バーグレン 教授(リンショーピング大学 理工学部)
【学】リンショーピング大学、【産】アッヴィ(株)ほか |
平成28年度 ~ 平成30年度(フェーズⅠ) |
虚弱な高齢者の自立的な生活のための多用途グリッパーとビジョンシステムを備えたロボットの導入と普及 |
西條 美紀 教授(東京工業大学 環境社会・理工学院)
【学】東京工業大学、【産】(株)リバネス リンドバーグ・アンルィーズ マネージャー(ベステック(株)技術開発部)
【学】カールスタード大学、【産】ベステック(株) |
平成28年度 ~ 平成30年度(フェーズⅠ) |
自立高齢者を増やすための革新的食品提供システム |
松尾 浩一郎 教授(藤田保健衛生大学 医学部)
【学】藤田保健衛生大学、【産】(株)フードケア マッツ・スターディング 教授(SPフードバイオサイエンス)
【学】SP フードバイオサイエンス、【産】フィンダス(株) |
平成28年度 ~ 平成30年度(フェーズⅠ) |