[本文]
(1)協力分野「バイオテクノロジー」
平成21年5月にJSTとNSTDAの間で、戦略的国際科学技術協力推進事業により研究交流を実施することを目的として覚書を締結しました。この覚書のもと、JSTとNSTDAは「バイオテクノロジー」分野にて日本とタイの研究交流を共同支援することに合意しました。
(2)タイ側ファンディングエージェンシー
タイ国家科学技術開発庁 (NSTDA)
科学技術環境省が所管する庁で、1991年に設立された。タイの科学技術の産業利用を図るための包括的な組織であり、公的機関及び民間の両方の産業技術開発を、資金、研究者、施設、情報など多面的に支援している。
(3)関連する研究集会等
開催日時 | 場所 | 内容 |
---|---|---|
平成22年1月 | パトゥムターニー | 「結核・マラリアに焦点を当てた感染症研究」「生物資源からの有用物質の探索」ワークショップ |
(4)公募状況
年月 | 募集領域 | プレスリリース |
---|---|---|
平成22年2月 | 「バイオテクノロジー」 | 詳細 |
平成24年2月 | 「バイオテクノロジー」 | 詳細 |
(5)採択プロジェクト
プロジェクト名 |
日本側研究代表者
タイ側研究者代表者
|
支援期間 |
---|---|---|
持続的農作物生産に向けての次世代技術開発:ファージによる青枯病コントロール |
広島大学 大学院先端物質科学研究科
教授 山田 隆 BIOTEC 農業バイオ研究ユニット
主任研究員 オラワン・チャッチャワンカンパーニ |
平成24年度 ~ 平成27年度 |
DigiTag2法による結核菌の検出と型判別を目的としたDNAチップの開発 |
東京大学 大学院医学系研究科
教授 徳永 勝士 マヒドン大学 医学部付属シリラート病院
准教授 アンカナ・チャイプラセルト |
平成24年度 ~ 平成27年度 |
鉄含量の高いコメと鉄過剰耐性イネの開発を目指した遺伝子資源の同定 |
石川県立大学 生物資源工学研究所
教授 西澤 直子 BIOTEC イネ遺伝子発見ユニット
研究員 ビニチャン・ルアンジャイコン |
平成24年度 ~ 平成27年度 |
(6)終了プロジェクト
プロジェクト名 |
日本側研究代表者
タイ側研究者代表者
|
支援期間 |
---|---|---|
タイ国境地域薬剤耐性マラリア原虫対策を目的とした国際共同研究 |
三重大学大学院医学系研究科
准教授 岩永 史朗 国家遺伝子工学バイオテクノロジーセンター(BIOTEC)
研究員 ウタピブル・チャイラート |
平成22年度 |
LTBI検出のための新規血清学的アッセイの開発とLTBI根治薬もしくは結核再燃防止薬の開発 |
大塚製薬株式会社微生物研究所
所長 松本 真 国家遺伝子工学バイオテクノロジーセンター(BIOTEC)
研究員 サラディ・ワリット |
平成22年度 ~ 平成25年度 |