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科学技術振興機構報 第765号

平成22年9月30日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)
Tel:03-5214-8404(広報ポータル部)
URL http://www.jst.go.jp

戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)
「日本−タイ(NSTDA)研究交流」における平成22年度新規課題の決定について

JST(理事長 北澤 宏一)は、タイ国科学技術開発庁(NSTDA)注1)と共同で「バイオテクノロジー」に関する2件の研究交流課題を支援することを決定しました。この支援は、戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)注2)「日本−タイ研究交流」注3)の一環として行われるものです。

支援決定した課題は次の通りです。

(1) 「タイ国境地域薬剤耐性マラリア原虫対策を目的とした国際共同研究」

(研究代表者:三重大学 岩永 史朗 准教授、国家遺伝子工学バイオテクノロジーセンター ウタピブル・チャイラート 研究員)

本課題は、現在マラリア治療において問題となっている薬剤耐性マラリア原虫より薬剤耐性遺伝子を同定し、これを利用した新規診断法の開発を目指す研究です。

(2) 「LTBI検出のための新規血清学的アッセイの開発とLTBI根治薬もしくは結核再燃防止薬の開発」

(研究代表者:大塚製薬株式会社 微生物研究所 松本 真 所長、国家遺伝子工学バイオテクノロジーセンター サラディー・ワリット 研究員)

本課題は、結核感染地域において潜在性結核感染(LTBI)特異的な診断抗原の探索を行い、また、LTBIの治療や発症を予防できる新しい治療薬の探索を行うことで、将来の新興・再興感染症の問題の解決にもつながる、新しい診断法と治療法の開発を目指す研究です。

今回の研究交流課題の募集では、29件の応募があり、これらの応募課題を日本側およびタイ側の外部専門家により評価しました。JSTとNSTDAはその結果をもとに協議を行い、研究内容の優位性や交流計画の有効性などの観点から、日本とタイで支援すべきと合意した2件を支援課題として決定しました。
研究期間は、両国とも支援開始から3年間を予定しています。

注1) タイ国科学技術開発庁(ational cience and echnology evelopment gency(NSTDA))
1991年に設立されたタイの科学技術環境省が所管する庁。タイの科学技術の産業利用を図るための包括的な組織であり、公的機関および民間企業の産業開発技術を、資金、研究者、施設、情報などにより多面的に支援しています。
NSTDAホームページURL:http://www.nstda.or.th/eng/
注2) 戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)
政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野において、相手国の研究支援機関と共同で研究提案を公募・採択し、国際研究交流を支援します。
戦略的国際科学技術協力推進事業ホームページURL:http://www.jst.go.jp/inter/index.html
注3) 「日本−タイ研究交流」
「日本−タイ(NSTDA)研究交流」においては、2009年5月にJSTとNSTDAの間で、戦略的国際科学技術協力推進事業により、研究交流を実施することを目的として覚書を締結しました。この覚書のもと、JSTとNSTDAは「バイオテクノロジー」分野において、日本とタイの研究交流を共同支援することに合意し、課題の公募を実施しました。今回が1回目の課題採択となります。

<添付資料>

別紙: 戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)「日本−タイ(NSTDA)研究交流」平成22年度新規課題 一覧

参考: 戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)「日本−タイ(NSTDA)研究交流」平成22年度採択に関して

<お問い合わせ先>

独立行政法人 科学技術振興機構 国際科学技術部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:宇佐見 健(ウサミ タケシ)、金子 恵美(カネコ エミ)、岸田 絵里子(キシダ エリコ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379
E-mail: