戦略的国際科学技術協力推進事業

平成22年度 日本‐タイ研究交流課題の募集のお知らせ

 独立行政法人 科学技術振興機構(以下、「JST」という)では、研究者の国際的な交流を推進する「戦略的国際科学技術協力推進事業」を実施しております。本事業では、平成22年度にタイと「バイオテクノロジー」に関する研究交流の支援を行うこととし、課題を募集致します。

■ 概要

 本研究交流は、政府間合意に基づき、日本−タイ両国間において、募集分野における研究交流を実施することにより、我が国の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。
 平成21年度にタイと実施分野として「バイオテクノロジー」につき協力を実施するとの文科省の通知を受け、平成22年度採択予定研究交流課題を募集することと致しました。

 今回の募集ではバイオテクノロジーのうち、以下の研究領域に重点を置きます:

1.感染症研究
例):
i) 結核、マラリアを対象とした薬剤、ワクチン開発
ii) 結核、マラリアを対象とした診断技術

2.生物資源の利用
例):
i) 微生物並びにその他生物資源からの化合物スクリーニング及びバイオアッセイ
ii) スターターカルチャー及びプロバイオティクス
iii) 改良系統または有用物質(例:酵素、生物活性化合物)の開発
iv) 生物防除

 JSTは、タイの政策立案・ファンディング機関である国家科学技術開発庁(National Science and Technology Development Agency、略称NSTDA)と協力して、日本-タイの「バイオテクノロジー」分野における研究交流を支援します。具体的には、両機関が協力して、比較的小規模な共同研究(日タイ両国の研究者の派遣・招聘やシンポジウム・セミナー等の開催を含みます)を支援することを予定しています。

 JST及びNSTDAは、当該研究領域に係る日タイ研究交流の課題の提案を募集します。なお、日本側研究者はJSTに、タイ側研究者はNSTDAに申請していただきます。(日本側研究者に合わせ、タイの相手側研究者からNSTDAに同様の提案申請がなされない場合は、審査の対象となりません。)


■ 募集期間

平成22年2月12日(金)午後5時〜4月15日(木)午後5時

■ 募集要項

募集要項(PDF形式:383KB
(募集要項は正として英文、参考に和文を付しています)

■ 申請方法

日本側研究者は、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)から申請します。本システムを初めて利用する場合、所定の手続きが必要です。
本システムへは、
http://www.e-rad.go.jp/index.html
よりアクセス出来ます。申請の際、WEB上に必要情報を登録するとともに、WEB上から申請書類(Word形式:185KB)をダウンロードし、記入して下さい。

e-Radによる応募の詳細につきましては、募集要項に添付の「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による応募について」をご覧下さい。

なお、日本側研究者はJSTに、タイ側研究者はNSTDAに申請していただきます。(日本側研究者に合わせ、タイの相手側研究者からNSTDAに同様の提案申請がなされない場合は、審査の対象となりません。)

(注)e-Rad上での必要情報の登録時に申請書類とは別に以下の情報が必要です。
・研究目的:200字程度でお願いします。
・研究概要:200字程度でお願いします。

■ 支援の内容

研究交流課題が採択された場合、日本側研究者は3年間で1500万円を上限として委託研究費を受け取ることができます。詳しくは募集要項をご覧下さい。

■ 本件に関するお問合せ先

独立行政法人科学技術振興機構
国際科学技術部 事業実施担当 宇佐見、金子、岸田
TEL:03-5214-7375 FAX:03-5214-7379
E-mail: