学びを深めた仲間との出会い
トークショー中盤には、久留米大学附設中学校・高等学校とのサテライト中継も行われ、同校高校3年の楠元康生さんと糸永泰樹さん、高校1年の山之内望花さん、高校2年の宮崎莉子さんの4人が参加しました。
楠元さんと糸永さんは2021年7月に開催された第51回国際物理オリンピックのメダリスト、山之内さんは2021年4月に開催されたヨーロッパ女子数学オリンピックで銅メダルを獲得、宮崎さんは中学3年生のときに第63回全国学芸サイエンスコンクールで文部科学大臣賞を受賞した俊英です。
五十嵐さんから科学に興味を持ったきっかけや魅力について問われると、「もともと科学が好きだったのですが、高校で楠元さんと出会い競技科学に興味を持ち始めました」と糸永さん。楠元さんも「僕は小さい頃からよく図鑑を読んでいましたが、周りに科学好きがいる本校に入学し先輩から多くの刺激を受けることで、一層科学に興味を持ちました。また、日本代表候補になって支給された教材も学びを深めるのに非常に役立ちました」と仲間との出会いが影響したことを挙げました。また、山之内さんは数学を好きになったきっかけとして『ドラえもんの学習シリーズ』を紹介。宮崎さんは「私は小学生の頃から自由研究が好きで、中学生のときに特に身近なものを研究するおもしろさを知りました」と述べ、現在も醤油を題材とした研究活動について取り組んでいることを報告しました。