戦略的国際科学技術協力推進事業/国際科学技術共同研究推進事業(戦略的国際共同研究プログラム)

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戦略的国際科学技術協力推進事業


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平成28年熊本地震を対象とした国際緊急共同研究・調査支援プログラム(J-RAPID)における平成28年度終了課題の事後評価

平成28年12月22日
国際科学技術部

1.趣旨

 戦略的国際科学技術協力推進事業平成28年熊本地震を対象とした国際緊急共同研究・調査支援プログラム(J-RAPID)における平成28年度終了課題の事後評価の結果を報告する。

2.事後評価の目的

 研究交流の実施状況、研究成果、波及効果等を明らかにし、今後の研究成果の展開及び事業運営の改善に資することを目的とする。

3.対象となる研究課題題目および実施期間

(1)対象となる研究課題題目
① 平成28年熊本地震災害の全体像の把握
② 平成28年熊本地震による流動性地すべりの発生機構と不安定土砂の危険度評価~日米共同研究による実態解明調査~
③ 熊本地震による地下水汚染の実態把握に関する緊急環境調査
④ 繰り返し大地震動を受けた建築物の崩壊メカニズムと残存性能に基づく次世代型被災度判定と耐震設計法の構築
⑤ 活断層ごく近傍の強震動調査に基づく地震ハザード評価の高度化
⑥ 熊本地震による阿蘇火山性堆積土の大変形挙動に起因する被害メカニズムの解明
⑦ 熊本地震による農山村地域の被災状況に関する現地調査と農業基盤情報を取り入れたGISデータベースの構築
⑧ 現地調査とリモートセンシングを融合した熊本地震による構造物の被害把握と被害予測モデル構築
(2)研究実施期間(平成28年5月~平成29年3月)
(3)協力相手国:アメリカ、ニュージーランド、ネパール、タイ

4.評価項目及び基準

(1) 評価項目
1 研究成果の評価
ァ 当該研究調査が有していた緊急性や当初の目的に対する対応の観点から、本格的研究・調査に繋がるデータの取得等が行われたか
ィ 相手国との協力による研究への相乗効果
ゥ 当該研究調査の今後の展開見込み、社会への波及効果の観点から、成果がコミュニティへ提供されたか、研究調査結果の災害復興及び防災への提言がなされたか、等
2 交流成果の評価
ェ 相手国との研究交流につながる人材育成
ォ 当該事業を端緒とした相手国との研究交流の増加/持続的発展の可能性(終了後の交流計画を含む)、防災分野における両国間の長期的な協力体制の構築
(2) 評価基準
S、A、B、C、Fの5段階にて達成度を評価。達成度の評価基準は以下の通り。
S:研究の目標にてらして、極めて優れた成果が得られている(特筆すべきと評価ができる場合に相当する)
A:研究の目標にてらして、十分な成果が得られている(十分評価できる場合に相当する)
B:研究の目標にてらして、成果が得られている(おおむね評価できる場合に相当する)
C:研究の目標にてらして、成果がやや不足である
F:研究の目標にてらして、成果が得られていない

5.課題事後評価の進め方

 研究者が作成した応募申請書と終了報告書を元に、評価者による査読評価を行った。その評価結果をうけて主査が課題別の評価報告書を作成した。
【日本側】
 主査
本藏 義守
(科学技術振興機構国際部 上席フェロー、東京工業大学 名誉教授)
 推進委員
岩田 知孝
(京都大学防災研究所 教授)
國生 剛治
(中央大学 名誉教授)
田村 圭子
(新潟大学 危機管理室(兼務:新潟大学 災害・復興科学研究所)教授)
樋口 俊一
((株)大林組技術研究所構造技術研究部 主任研究員)
福和 伸夫
(名古屋大学減災連携研究センター センター長・教授)
宮城 豊彦
(東北学院大学教養学部地域構想学科 教授)
持田 灯
(東北大学大学院工学研究科 教授)
依田 幹雄
((株)日立製作所 制御プラットフォーム統括本部 技術主管)

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