まずは国内大会へ参加してみませんか
国際科学オリンピックに参加するためには、まずその科目の国内大会の試験を受けることから始まります。試験の時期、選抜試験の回数や方法は、それぞれ科目によって異なります。詳細は各ホームページをご覧ください。
教科・科目 | 応募期間 | 応募方法 | 1次試験日 | 1次試験会場 | 詳細 |
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日本数学オリンピック 国際数学オリンピック(IMO) |
2011年 5月1日(日)~ 10月31日(月) |
郵便振替 | 2012年 1月9日(月・祝) |
全国約60カ所 | ホーム ページ |
全国高校化学グランプリ 国際化学オリンピック(IChO) |
2011年 4月1日(金)~ 6月10日(金) |
郵送・ウェブサイト | 2011年 7月18日(月・祝) |
全国約50カ所 | ホーム ページ |
日本生物学オリンピック2011 国際生物学オリンピック(IBO) |
2011年 4月1日(金)~ 5月31日(火) |
郵送・ウェブサイト | 2011年 7月17日(日) |
全国約80カ所 | ホーム ページ |
全国物理コンテスト 「物理チャレンジ」 国際物理オリンピック(IPhO) |
2011年 4月1日(金)~ 4月30日(土) |
郵送・ウェブサイト | 2011年 6月6日(月),19日(日) |
全国約70カ所 | ホーム ページ |
日本情報オリンピック 国際情報オリンピック(IOI) |
2011年 9月1日(木)~ 12月中旬(予定) |
ウェブサイト | 2011年 12月中旬(予定) |
ウェブ上にて オンラインで実施 |
ホーム ページ |
※数学では中学3年以下を対象とした「日本ジュニア数学オリンピック」も開催しています。
参加することが、力になります。
国際大会の試験は、生徒たちの力を伸ばすことを大切な目的とし、考える力を刺激する問題づくりに力を入れています。実際に、多くの参加者から「試験がおもしろかった」との声が届いています。
各大会の過去問題はそれぞれのホームページからダウンロードが可能です。
<全国高校化学グランプリ2009年の一次試験受験者アンケートより>
- ●学校の教科書や授業ではわからない「深いおもしろさ」がありました。自分には難しかったけれど、充実した時間でした。
- ●今日、問題を解いているときに以前からの疑問が解けたり、今まで知らなかった化学のおもしろさが発見できたりした。楽しかった。
- ●昨年まで自信がなく参加をためらっていましたが、問題がおもしろくワクワクしました。高1、2でも参加しておけばと思いました。大学で化学にもっと親しみたいと思います。
- ●へスの法則がゴミの燃焼を調べるのに使えるなんてびっくり!化学の大切さが理解できました。
自分だけの科学研究で世界へ ISEF
5月9日~14日、米国カリフォルニア州サンノゼで、第61回 国際学生科学フェア「Intel ISEF(International Science and Engineering Fair)」が開催され、世界50以上の国から1600人以上の高校生たちが参加し、その研究成果を披露しました。
この世界最大規模の科学技術コンテストに、日本からは日本学生科学賞と、JSEC*で選ばれた6プロジェクト10人が参加し、各分野の専門家を前に、対面形式で行われる審査に挑みました。研究内容に加え、ここでの英語でのプレゼンテーションが評価結果に大きく影響するとあって、生徒たちは準備や練習を重ねてきました。
授賞式では「ジャパン!」と、高らかに日本の3プロジェクトの名前が挙がりました。材料・生体工学部門3位を受賞した西田惇さんは「世界レベルの大会に参加できた事で、もっと上を目指したいという気持ちを持つようになった。今後も興味ある研究にいろいろとチャレンジしていきたい」と述べていました。
Intel ISEFは、グローバルレベルでの「チャレンジ精神」と「交流の楽しさ」を学べる大会です。国際交流を兼ねたディナーパーティやテックミュージアム訪問などの様々なイベントも用意されており、参加生徒たちは異文化体験も満喫していました。
*ジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ