国際科学技術コンテスト

科学オリンピックだより 2010 vol.7 歴代日本代表選手特別アンケート

日本代表に選ばれたとき、どんな気持ちでしたか?

国際科学オリンピックの舞台でひときわ輝く代表選手たち。
しかし、彼らも最初はほかの参加者と同じ挑戦者でした。
過去の大会に出場した代表選手に、日本代表に選ばれたときの気持ちを聞きました。

「自信があった」

化学部で実験経験もある程度ありましたし、
大学初級の教科書を自習していたから自信はありました。
けど、実際に選ばれるとやはり嬉しかったし、代表として恥ずかしくないようにしっかり勉強しなければと思いました。

国際化学オリンピック 2007年代表 廣井卓思さん

国際大会に出場したい気持ちがとても強かった。
と思います。選ばれて嬉しかったです。

国際物理オリンピック 2006年代表 野添嵩さん

「自信はなかった」

合宿ではほかの参加者のレベルがとても高くて、自信を失いました。
代表に選ばれたときは驚きと嬉しさで手が震え、食事がのどを通らなくなるほどでした。
選考に落ちた仲間たちの分も、いっそう勉強しなければ
と強く思いました。

国際物理オリンピック 2007年代表 西口大貴さん

初参加の年、周りは2年生ばかりで自分は年下。
選ばれたときは嬉しくて耳を疑いました。

国際化学オリンピック 2006,2007年代表 田中成さん

自信はなかったし、ぎりぎりの点だったから、
選ばれたときは本当に驚きました。

国際情報オリンピック 2007,2008年代表 松本叡一さん

半分くらいは代表に選ばれる自信も
あったけど、やはり嬉しかったですね。

国際情報オリンピック 2006年代表 秋葉拓哉さん

5回も聞き返しましたよ。 他国の代表と生物学を語り合える
ことにワクワクしました。

国際生物学オリンピック 2005年代表 久保田唯史さん

参加時は、自分に代表選手になる能力が あるとは思っていなかったから、 電話で連絡を受けたときは驚きしかありませんでした。
果たして国際舞台で自分の力が通用するのか、
こと不安でもあり、楽しみでもありました。

国際生物学オリンピック 2005年代表 久保田唯史さん

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グラフは「国内大会に参加した理由」の調査結果の一部です。意外にも「得意だから」という理由は1割ほど。得点力より「好きな科目を深めたい」という生徒自身の気持ちと、先生の声がけが大きな割合を占めます。生徒の背中を押す先生の一声が、大きな可能性を開く最初の一歩のなるのかもしれません。

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