今年の夏に日本で初めて開催される「第20回国際生物学オリンピック」を盛り上げ、より多くの人に知ってもらおうと、参加者と同年代である女優の忽那汐里さんが生物大使に任命されました。「カモノハシが大好き」という忽那さんは、オーストラリアの広大な自然の中で生まれ育ち、さまざまな生物と触れあってきたそうです。就任の意気込みを次のように語りました。
みなさんにいま以上に興味を持ってもらえるよう、生物学の魅力を伝えていきたいです。いろいろな国からたくさんの生徒が集まる貴重な機会だと思いますので、日本代表の方にも生物学のおもしろさや一般に知られていないことなどを伝えてもらえればと思います」。国際生物学オリンピック2009組織委員会の井村裕夫委員長は「ダーウィンの生誕200年となる本年に日本で開催できるのは非常にうれしいことです。
この機会に、若い人々には生物学を一層深く愛するようになってほしい」と語りました。
国際生物学オリンピックとは、世界各国の主に高校生を対象とした国際的な科学コンテストです。20回の節目となる今大会は、茨城県つくば市で7月12日~19日の8日間にわたって開催され、約60ヵ国から240名が参加する予定です。
成績の上位10%の優秀者に金メダル、次の20%に銀メダル、次の30%に銅メダルが贈られます。日本代表には2,482名の応募者の中から3回の選考試験をへて4名の生徒が選ばれました。日本代表はこれまでに数回にわたる強化合宿をこなしており、まだ獲得したことのない金メダルを目指します。