国際科学技術コンテスト

科学オリンピックだより 2017 Vol.18

国際科学オリンピック日本開催の成功を目指して

記者説明会最後の質疑応答で、「大会を振り返っての課題は?」という質問に対して、まず挙げられたのは、英語力でした。  国際数学オリンピック代表の髙谷さんは、「世界中からトップクラスの生徒が集まっているのだから、問題についての議論をするためにより専門的な英語力を身に付けるべき」とさらなる飛躍をめざす意志を込めて回答しました。

「今後、国際科学オリンピックを志す後輩たちに向けたアドバイスを」というリクエストを受けた代表生徒たちは、「自分がその分野の勉強を楽しんでいるという気持ちを大切に、好きなことを突き詰めてほしい」、「積極的に挑戦して欲しい」などと応えていました。

また、今後日本では、2018年国際情報オリンピック(茨城県)、2020年国際生物学オリンピック(長崎県)、2021年国際化学オリンピック(大阪府)、2022年国際物理オリンピック、 2023年国際数学オリンピックと国際大会の開催が続きます。各国の大会に参加した生徒たちに大会主催者への要望を求めたところ、「各国の選手間同士で交流する時間・場を設けられるといい」、「イベントでスケジュールを一杯にせずに、自由行動を多くしてほしい」、「Wi-Fi環境を整えて欲しい」、「おいしい食事を用意してほしい」、「コンテストが第一なので、食事などは国の特色を押し出さないでユニバーサルな物を提供してほしい」などの意見が挙がりました。

グローバル人材としての飛躍のきっかけとなる国際科学オリンピックへの参加。世界各国から集まったトップ高校生たちとの交流により、代表生徒たちは更なる高みを目指し、学問への探究心を強めたようです。

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