研究開発の俯瞰報告書
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研究開発の俯瞰報告書 研究開発の新しい動向(2016年)

エグゼクティブサマリー

 研究開発戦略センター(CRDS)は、国内外の社会、科学技術イノベーションの動向およびそれらに関する政策動向を把握・俯瞰・分析し、これに基づき、課題を抽出し科学技術イノベーション政策や研究開発戦略の提言およびその実現に向けた取組を行っている。

 「研究開発の俯瞰報告書」(以下、俯瞰報告書)は、CRDSの重要な活動の一つである俯瞰活動の成果をとりまとめたものである。CRDS は2003年の設立以来、科学技術分野を広く俯瞰し、重要な研究開発戦略を立案する能力を高めるべく、その土台となる分野俯瞰の活動に取り組んできた。俯瞰報告書では、さまざまなステークホルダーとの継続的な対話や各種データの把握・分析等を通じて、最新の研究開発状況や重要課題、今後の研究開発の方向性や社会へのインパクトなどをCRDS独自の視点でまとめている。俯瞰報告書は主に研究開発戦略立案の基礎資料・根拠資料として、国および関係機関において活用されている。

 俯瞰報告書は2年ごとを目途に改訂して発行している。このたび発行する「研究開発の俯瞰報告書 研究開発の新しい動向(2016年)」は、2015年俯瞰報告書を必要に応じて補うとともに、2015年4 月発行以降、新たに注目される研究開発のトレンド、トピックなどについて取り上げ、テーマ毎に研究開発動向等をまとめたものである。取り上げた事項は、各分野で今後重要な課題になると考えられるものであり、翌年に発行予定の2017年俯瞰報告書において再度各分野の全体像の中で位置づけを論ずることとなるものである。

目次

研究開発の俯瞰報告書 研究開発の新しい動向(2016年)

  • 全文PDF [PDF:3.6MB]
  • はじめに [PDF:0.5MB]
  • 目次 [PDF:0.2MB]
  • 1. ライフサイエンス・臨床医学分野 [PDF:1.0MB]
    • 1.1 ライフサイエンス・臨床医学分野の概要
      1.2 in vitro実験技術
      1.3 触覚応用デバイス
      1.4 土壌・環境マイクロバイオームの評価・制御基盤技術
      補足 これからのライフサイエンス・臨床医学分野の研究開発の方向性
  • 2. ナノテクノロジー・材料分野 [PDF:1.0MB]
    • 2.1 ナノテクノロジー・材料分野の概要
      2.2 超高圧下における硫化水素の超伝導状態(転移温度203K)の発現
      2.3 ナノバイオ・ナノメディシン領域におけるナノワイヤ応用研究
      2.4 量子コンピュータで大幅に演算を高速化できることを実証
      2.5 米国家ナノテクノロジー・イニシアティブの動向
  • 3.環境・エネルギー分野 [PDF:1.1MB]
    • 3.1 環境・エネルギー分野の概要
      3.2 水素社会の実現に向けた水素の製造、輸送・貯蔵、利用
      3.3 シェールガス革命と化学プロセス(メタン利用のための触媒)
      3.4 電力自由化と再生可能エネルギー大量導入時代のエネルギーネットワーク
  • 4.情報科学技術分野 [PDF:1.7MB]
    • 4.1 情報科学技術分野の概要
      4.2 Reality 2.0(CPS/IoT)
        ※ソフトウエア定義技術
      4.3 知のコンピューティング
        ※知の集積・増幅・探索、予測と発見の促進、地のアクチュエーションとプラットフォーム、知の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)と社会適用