研究開発の俯瞰報告書
- 環境・エネルギー
2015年4月
CRDS-FY2015-FR-02
環境・エネルギー分野(2015年)
エグゼクティブサマリー
環境は人類の生活基盤であり、エネルギーは人類が社会・経済活動を営む上で必要不可欠なものである。ゆえに、環境・エネルギー分野の研究開発テーマは実社会が直面する課題の解決に寄与することを目的とすることが多い。
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故や、その後のエネルギー需給の逼迫、節電要請などにより、国民のエネルギーに対する関心がより高まっている。温室効果ガス排出削減、エネルギー自給の観点から再生可能エネルギーへの期待が高まる一方、社会導入・普及拡大にはコストや系統連携などの課題も多い。震災後の化石資源の消費量の急増に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の増大は、気候変動防止に向けた国際的責任を果たす上での懸念となっている。一方、ライフスタイルの変化によりエネルギーや資源の消費量の削減は進まず、廃棄物の増大や大気・水質汚濁を誘引し、自然生態系のみならず人間の居住環境や健康へも影響を及ぼしている。
本書では、分野を「エネルギー供給」、「エネルギー利用」、「原子力」、「環境」の4区分に分類して俯瞰を行ったものである。
目次
研究開発の俯瞰報告書 環境・エネルギー分野(2015年)
- 全文PDF [PDF:9.1MB]
- 研究開発の俯瞰報告書(2015) 環境・エネルギー分野の概要 [PDF:1.0MB]
- エグゼクティブサマリー [PDF:1.8MB]
- 目次 [PDF:0.3MB]
- 1. 目的と構成 [PDF:0.8MB]
- 1.1 「研究開発の俯瞰報告書」作成の目的
1.2 俯瞰対象分野設定
1.3 構成
- 1.1 「研究開発の俯瞰報告書」作成の目的
- 2. 俯瞰対象分野の全体像 [PDF:3.4MB]
- 2.1 分野の範囲と構造
2.2 分野の歴史、現状と今後の方向性
- 2.1 分野の範囲と構造
- 3. 研究開発領域 [PDF:4.8MB]
- 俯瞰対象分野に存在する主要な研究開発領域の現状を概説し、領域ごとの国際比較も行っています。(以下、※印は領域名を示しています)
- 3.1 エネルギー供給区分 [PDF:2.3MB]
- ※化石資源利用の高効率発電(省化石資源消費・高効率化)、化石資源利用における二酸化炭素排出削減(低炭素化・温暖化抑制)、再生可能エネルギー導入による低炭素化の推進(低炭素化・温暖化抑制)、高品位エネルギーの安定供給(エクセルギー、セキュリティ、負荷平準化、環境負荷低減)、ものづくりの高効率化(製造業高効率化,低位熱高度利用)、輸送用燃料の低炭素化
- 3.2 エネルギー利用区分 [PDF:1.4MB]
- ※多様な社会的要請に応えるエネルギーサービス、エネルギー効率の高いサービスの提供、低炭素化を実現するエネルギー利用
- 3.3 原子力区分 [PDF:2.1MB]
- ※原子力をより安全に維持・活用するために取り組むべき研究課題、原子力の将来にかかわらず取り組むべき研究課題、原子力に依存しない場合に取り組むべき研究課題
- 3.4 環境区分 [PDF:2.1MB]
- ※持続可能な人間移住、生態系サービスの適正管理、持続可能な生産と消費、災害による環境への影響低減と環境の再創造、観測・計測とその情報に基づく環境管理
- 付録 [PDF:1.3MB]
- (付録1) 参考文献
(付録2) 専門用語解説
(付録3) 単位換算表
(付録4) 検討の経緯
(付録5) 協力者一覧
(付録6) 索引
(付録7) 研究開発の俯瞰報告書(2015年) 全分野で対象としている研究開発領域一覧
- (付録1) 参考文献