CRDSフェローが、今注目したい研究開発領域や国内外の科学技術政策を解説するショートレポート・コラムを掲載します。
前編で述べたように、米国エネルギー省(Department of Energy; DOE)は2026年7月22日、トランプ大統領の国家イニシアチブ「ジェネシス・ミッション(Genesis Mission)」の一環として実施した、大規模研究開発公募「The Genesis Mission: Transforming Science and Energy with AI(AIによる科学研究とエネルギー研究開発の変革)」により、278件のプロジェクトを選定 ・公表した。…
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AI for Scienceの推進に向け、世界各国で国家規模の取り組みが始まっている。なかでも、AI for Scienceを国家戦略に位置付ける米国の動きは際立つ。2026年7月22日には、ジェネシス・ミッション・サミットが開催され、国家イニシアチブとしての本格始動を内外に示した。…
科学研究におけるAI活用は、予測やデータ解析を個別に支援する段階から、文献調査、仮説生成、計算、実験計画、結果の解釈といった複数の研究プロセスをつなぐ段階へ進みつつある。こうした変化を象徴する技術として、本ショートレポートシリーズのVol.2ではAIエージェントの科学研究への適用と展開を取り上げる。…
科学研究は今、大きな転換点を迎えている。実験科学、理論科学、計算科学、データ駆動型科学に続く新たな科学研究のパラダイムとして、AIを科学研究に活用する「AI for Science」が国内外で広がりつつある。JST-CRDSは、2026年2月に公表した『AI for Scienceの動向2026 ―AIトランスフォーメーションに伴う科学技術・イノベーションの変容』において、AI for Scienceを、AIが科学研究の各段階に入り込み、仮説生成、実験・観測、データ解析、知識統合などに変化をもたらしうる「第5の科学研究パラダイム」としての見方を報告した。各研究現場においても、研究プロセスの一部に変容が起き始めている。…