研究開発の俯瞰報告書
- 情報・システム
2015年4月
CRDS-FY2015-FR-06
システム科学技術分野(2015年)
エグゼクティブサマリー
科学技術の成果を、社会的価値を実現するイノベーションにつなげるには、多くの場合、システムを介することが必要である。工業製品だけでなく、交通機関や電気、水道、ガス等のライフライン、電話やインターネット等の通信など、さまざまな形のシステムがあらゆる側面でわれわれの生活を支えている。このような状況の下、システムに要求される機能や性能は社会が発展していくにつれて高まり、それを満たすシステムはより複雑かつ大規模なものとなり、「よいシステム」を社会に構築していくためには数多くの新しい問題を解決しなければならなくなってきている。この解決を担う科学技術が「システム科学技術」である。
システム科学技術を「システムを正確に解析し望ましいシステムを構築・管理するための科学的な基盤と、それを達成するための技術的な手法の総体」と定義し、独自の視点(俯瞰の枠組)に基づきシステム科学技術のあり方とその振興のための戦略を検討してきた。その結果、本報告書では7つを俯瞰区分として抽出して取りまとめたものである。
目次
研究開発の俯瞰報告書 システム科学技術分野(2015年)
- 全文PDF [PDF:20.9MB]
- 研究開発の俯瞰報告書(2015) システム科学技術分野の概要 [PDF:0.9MB]
- システム科学技術分野と情報科学技術分野について [PDF:0.2MB]
- エグゼクティブサマリー [PDF:1.0MB]
- 目次 [PDF:0.2MB]
- 1. 目的と構成 [PDF:0.6MB]
- 1.1 「研究開発の俯瞰報告書」作成の目的
1.2 俯瞰対象分野設定
1.3 構成
- 1.1 「研究開発の俯瞰報告書」作成の目的
- 2. 俯瞰対象分野の全体像 [PDF:3.0MB]
- 2.1 分野の範囲と構造
2.2 分野の歴史、現状と今後の方向性
- 2.1 分野の範囲と構造
- 3. 研究開発領域 [PDF:3.2MB]
- 俯瞰対象分野に存在する主要な研究開発領域の現状を概説し、領域ごとの国際比較も行っています。(以下、※印は領域名を示しています)
- 3.1 モデリング区分 [PDF:1.3MB]
- ※先端的数理モデリング、先端的統計モデリング、行動のモデリングとソフトコンピューティング、エージェント・ベース・シミュレーション、データ設計、データ同化、モデルの正則化・最適化、機械学習・データマイニング、モデル統合に基づくシステム設計とその評価
- 3.2 制御区分 [PDF:1.2MB]
- ※学習制御/適応制御、ロバスト制御、最適制御/予測制御、分散協調制御、確率システム制御、ハイブリッドシステム制御、大規模・ネットワーク制御、異常検出、環境エネルギーとシステム制御、都市インフラとシステム制御
- 3.3 最適化区分 [PDF:1.1MB]
- ※最適化コアモデルと関連諸技術、連続的最適化、離散的最適化、最適化計算、最適化モデリング、最適化ソフトウェアと応用
- 3.4 ネットワーク論区分 [PDF:1.0MB]
- ※複雑ネットワークおよび総論、機械学習・データマイニング分野におけるネットワーク構造解析、ネットワークに関する離散数学、ネットワークを扱うソフトウェア
- 3.5 複雑システム区分 [PDF:1.1MB]
- ※複雑系生命科学、複雑系脳・神経科学、複雑系数学、複雑系物理学、複雑系数理モデル学、複雑系社会学、複雑系経済学
- 3.6 サービスシステム区分 [PDF:1.2MB]
- ※サービス価値創造基盤システム、サービスシステムモデル、価値創造過程のモデリング、サービスデザイン、価値共創の測定・評価、製品サービスシステム、地域・コミュニティサービスシステム、対人サービスシステム、ITサービスシステム
- 3.7 システム構築方法論区分 [PDF:1.3MB]
- ※合意形成、問題構造化技法、高信頼要求工学、システムアシュアランス、コンセプトエンジニアリング、SoSアーキテクチャ、ライフサイクルマネジメント、プロジェクトマネジメント、品質マネジメント
- 付録 [PDF:0.8MB]
- (付録1) 専門用語解説
(付録2) 執筆協力者一覧
(付録3) 索引
(付録4) 研究開発の俯瞰報告書(2015年) 全分野で対象としている研究開発領域一覧
- (付録1) 専門用語解説