2016年7月13日
2011年3月11日に発生した東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を深くお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、ご家族の皆様に心からお見舞い申し上げます。 また、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
RISTEXは 「社会における、社会のための科学」という理念に基づき、日ごろから高齢化、地球温暖化、安全・安心などさまざまな「社会の問題解決」に向けた研究開発を行っています。今回の東日本大震災においてもいくつかのプロジェクトが被災者・被災地の問題を解決するための対応や支援活動を始めています。ここでは、その取り組みについて紹介します。
「研究開発成果実装支援プログラム」東日本大震災対応・緊急提案募集について
RISTEXでは東日本大震災の復旧・復興に当たり、即効性のある研究開発成果に関して、特に被災地域に実装する取り組みを数件募集しました(募集は終了しました)。
支援期間は活動開始後、最長平成24年3月31日までとし、金額は1件あたり500万~1000万円です。
今回の緊急公募は、23年度内限りの支援となることから、社会や都市インフラの再構築、ロジスティックス合理化、NPO現地支援に関する手法開発など、取組内容が具体的で災害復旧・復興への効果が現段階で既に明確なものに限られます。
- 6件の実装支援対象を決定しました。詳細はこちら
- 「応急仮設住宅の生活環境改善のための統合的実装活動プログラム」
(実装責任者:丹波 史紀・福島大学 行政政策学類 准教授) - 「津波塩害農地復興のための菜の花プロジェクト」
(実装責任者:中井 裕・東北大学 大学院農学研究科 教授) - 「震災地域の重金属等土壌汚染評価」
(実装責任者:土屋 範芳・東北大学 大学院環境科学研究科 教授) - 「震災地域の重金属等土壌汚染評価」サイトビジットレポート
- 「大型マイクロバブル発生装置による閉鎖海域の蘇生と水産養殖の復興」
(実装責任者:大成 博文・徳山工業高等専門学校 教授) - 「東日本大震災被災者と救援支援者における疲労の適正評価と疾病予防への支援」
(実装責任者:吉田 俊子・宮城大学 看護学部 学部長/教授) - 「無水屎尿(しにょう)分離トイレの導入による被災地の衛生対策と災害に強い都市基盤の整備」
(実装責任者:清水 芳久・京都大学 大学院工学研究科 教授)
RISTEXのプロジェクトの取り組みについて
RISTEXでは日ごろから高齢化、地球温暖化、安全・安心などさまざまな「社会の問題解決」に向けた研究開発を行っており、東日本大震災においても、いくつかのプロジェクトが被災地に貢献する対応や支援活動を行いました。