フランス国立社会科学高等研究院との協力

フランス国立社会科学高等研究院日仏財団、フランス国立科学センター共催
~日仏国際ワークショップの開催~

複雑化・複合化した社会的問題の解決に向けて、科学技術政策から科学技術イノベーション政策への転換の流れは日本のみならず欧州でも顕著になってきています。そして、社会が望むイノベーションを創出するためには知の統合が必要であり、人文・社会科学分野に対する期待や要求も同様に高まっています。このような背景認識の共有のもと、JSTは2015年6月にフランス国立社会科学高等研究院(EHESS)と包括的な協力に係る覚書(MoC)を締結しました。

RISTEXは、このMoC締結にもとづく協力の一環として、同年、EHESS日仏財団(FFJ)、フランス国立科学センター(CNRS)と共催で、第1回日仏国際ワークショップ「イノベーションおよび創造性への社会の関与:人文・社会科学の視座より」(Engaging Society in Innovation and Creativity: Perspectives from Social Sciences and Humanities)をフランス・パリにて、そして2016年9月に日仏国際会議 2016(第2回ワークショップおよび公開フォーラム“Innovation Beyond Technique”)を、2018年12月にEHESS代表団のJST訪問を機に、第3回ワークショップを、いずれも東京にて開催しました。

また、2019年6月には、EHESS日仏財団設立10 周年を記念した国際シンポジウム“Growth, Innovation and Inequality - What the World Can Learn from Japan”がパリにて開催されました。2020年11月には、日仏財団がこれまで構築してきた国際ネットワークや会員の協働を促進するために設立された、「FFJネットワーク」(the Cerclede la FFJ)の初回の年次総会にJSTも参加し、「ポスト・コロナ時代の文脈における日仏間の協働とは」をテーマに日仏の協力強化につながる有意義な議論がなされました。2021年11月の第二回年次総会では、「人工知能と仕事の未来」と題したセッションなどが実施されました。

  • 日仏国際会議2016は、「日仏イノベーション年」の取り組みのひとつとして開催しました。

会場の様子

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