「脳科学と社会」研究開発領域の成果

  • 脳科学と社会

2016年7月13日

  • 領域総括
    小泉 英明(日立製作所役員待遇フェロー)
  • 研究開発期間
    計画型研究開発「日本における子供の認知・行動発達に影響を与える要因の解明」
    平成16年度~平成20年度

    研究開発プログラム「脳科学と教育」
    平成13年度~平成21年度
  • 領域の紹介(報告書はこちら)
    「脳科学と社会」研究開発領域について
  • Webサイト
    「脳科学と社会」領域ページ

「脳科学と社会」研究開発領域

 「脳科学と社会」研究開発領域(領域総括:小泉英明<株式会社日立製作所・役員待遇フェロー>)は、平成21年度で9年間にわたる活動を終了しました。
 領域は①非侵襲的脳機能計測および行動学的観察を組み込んだ追跡研究(コホート調査)を行い子どもの社会能力の獲得過程や神経基盤について明らかにした計画型研究開発と、②発達関連の多様な課題に対して自然科学と人文・社会科学を架橋・融合した視点から取り組むことで教育関連の問題の根幹に迫ることを目指した研究開発プログラム「脳科学と教育」(タイプⅠ:全11プロジェクト、タイプⅡ:全6プロジェクト)を実施しました。

「脳科学と社会」研究開発領域  計画型研究開発「日本における子供の認知・行動発達に影響を与える要因の解明」

研究統括

山縣然太朗(山梨大学大学院 教授)※当時

研究開発期間

平成16年度~平成20年度

研究の概要

 子どもを取り巻くさまざまな環境が心身の発達や言葉の発達に与える影響や、その脳科学的基盤を明らかにしながら、子どもたちの社会性(相手の気持ちがわかり、相手の立場にたち、良好なコミュニケーションをとり、円滑に社会生活をおくることができる)を身につけていくのかを、脳科学、小児科学、心理学、教育学、疫学、統計学などの領域を架橋して解明する研究を5年間にわたり実施しました。

研究の成果

 脳科学や心理学の基礎的な知見に加え、親子関係の重要性、ほめることの重要性が科学的に証明されました。また、いくつかの社会性を測定する方法も開発しました。

現在の状況

 研究終了後、研究に携わったメンバーでJCS委員会を組織し、さらなる詳細なデータの解析と論文化、今後の同様な研究に寄与するために実施して得た貴重な体験をまとめた実践記録集の出版、他の研究者とこの貴重なデータを共有できるようなデータのアーカイブ化の検討を行っています。

研究開発プロジェクトの成果紹介

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