【開催報告】サイエンスアゴラ2019公開シンポジウム

知る・語る!未来の食「培養肉」(令和元年度)

2019年は、未来の食料として注目される「培養肉」をテーマにフォーラムを開催しました(JST 未来創造研究開発推進部、「科学と社会」推進部、知的財産マネジメント推進部、日本科学未来館との5部共催)。

培養肉とは、家畜動物の細胞を抽出して培養し製造される人工肉のことです。培養肉は、食の革新を起こす技術として世界で注目されている一方で、これまでにはないモノであるからこそ、技術開発だけでなく、法制度や食の安全・安心など配慮しなければならない課題も多くあります。

会場を埋め尽くす参加者が集まったフォーラム当日、世界で初めて培養肉をつくった研究者からの話題提供を皮切りに、宇宙空間での食料生産、日本の食文化の歴史、技術が拓く未来食の可能性など、多様な専門家からさまざまな視点が紹介されました。続いて、小中学生など若い世代も参加して、この新しい科学技術の行方について語りあうディスカッションを行いました。このフォーラムは多くのメディアが取材に訪れ、大きな反響を得ました。

RISTEXではこれからも、未来の科学技術と社会のあり方について、さまざまな立場や世代の人々がともに考え、創りあげる場を提供していきます。

Photo_サイエンスアゴラ2019

開催概要

日時:2019年11月17日(日)11:30~13:00
会場:テレコムセンタービル 1階 テレコムアリーナ(東京都江東区青海二丁目5-10)

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