SFプロトタイピング手法で制作した未来小説 「Kind Dreams of Un-Kind」

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「ゲノム倫理」研究会では、山西プロジェクトのELSI論点を市民と共に考えるために、SFプロトタイピング手法を用いた未来小説を制作した。

SFプロトタイピングとは、山西プロジェクトのような最先端研究が社会に実装された後の未来像をイメージさせる手法である。

今回は、長鎖DNAを細胞に入れられるようになることで生き物の在り方・概念自体が変わるのではないか、という問題意識のもとで、40年後の未来を描いている。設定として、2030年代に重篤な疾患に対するゲノム編集医療が認可され、広範なゲノム編集が社会に普及し、2040~50年代にゲノム編集製品が流通するプラットフォームが整備される。2060年代には、ヒトへの任意編集が認可され、人々はゲノム編集製品をプラットフォームで購入し、自分の身体に組み込むことでタイミングを選んでその機能発現をオンにできるという世界になっている。70年代には任意編集を受けた第2世代が生まれ始める、というストーリーを描いた。

「Kind Dreams of Un-Kind」

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