3/29(火)2022年度提案募集に向けた公開ワークショップ【SOLVE(社会的孤立枠)】

  • 社会的孤立

2022年3月29日

「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」
2022年度提案募集に向けた公開ワークショップ
「“社会的孤立・孤独”の何が問題なんだろう?~解決すべき“社会的孤立・孤独”を、社会のあり方から一緒に変えていこう~」を開催致しました。
多数ご参加いただきありがとうございました。

開催概要

日時:2022年3月29日(火)13:00~17:00

会場:オンライン(Zoomウェビナー・ミーティングを予定)

主催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)
   「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」

参加費:無料(要・事前申込)

定員:約1,000名(テーマ別トークセッションでの各Zoomミーティングの定員は約300名)

開催趣旨

2021年度に発足した「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」において採択された7件の研究開発プロジェクトは、2021年11月からそれぞれの社会的孤立・孤独の予防のための取り組みを開始いたしました。

今回のワークショップでは、2022年度に2回目の公募を実施するにあたり、本プログラムや2021年度に採択された個別の研究開発プロジェクトを紹介するとともに、社会的孤立・孤独の課題に取り組む研究者と、NPO、自治体、学校、企業などの施策現場側が出会い、共通のテーマで対話できる場を提供いたします。

本プログラムでは、すでに社会的注目度の高い社会的孤立・孤独について、事態が悪化することを防ぐことのみならず、社会的孤立・孤独を社会全体の問題として捉え、そもそも社会的孤立・孤独を生まない社会的仕組みを創るという、抜本的な一次予防を重視しています。

そのためには、そもそも社会的孤立・孤独の何が問題なのか、どのような社会を目指すのか、という根本的な問いに対し、社会の多様な立場の人が一緒に考える必要があります。

本プログラムの公募への提案を予定している方、研究者(人文・社会科学系/自然科学系)、NPO、学校、自治体、企業などの現場で社会的孤立・孤独の問題に取り組んでいらっしゃる方はもちろん、広く一般に社会的孤立・孤独にご関心をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。

  • 本ワークショップで取り上げる個別ケースはあくまで一つの事例であり、必ずしも本プログラム公募にて重視しているテーマという位置づけではございませんので、あらかじめご理解いただきますようお願いいたします。応募にあたっては、公募開始後、必ず2022年度の公募要領をご参照ください。
  • 本ワークショップへの参加の有無は、社会的孤立枠の公募審査結果に影響いたしません。

プログラム

開始 終了  
13:00 13:05 5 ◆開会挨拶
小林 傳司 国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター センター長
13:05 13:15 10 ◆プログラム概要・開催趣旨の説明(RISTEX事務局)
13:15 13:45 30 ◆話題提供(プログラムの問題意識、課題など)
浦 光博 プログラム総括(追手門学院大学 教授/広島大学 名誉教授)
13:45 14:35 50 ◆2021年度採択7プロジェクト紹介
  1. 「孤独・孤立のない社会の実現に向けたSNS相談の活用」
    研究代表者:上田 路子(早稲田大学 政治経済学術院 准教授)
    発表資料(PDF:759KB)
  2. 「地域とつくる「どこでもドア」型ハイブリッド・ケアネットワーク」
    研究代表者:近藤 尚己(京都大学 大学院医学研究科 教授)
    発表資料(PDF:2,222KB)
  3. 「社会的孤立の生成プロセス解明と介入法開発:健康な「個立」を目指して」
    研究代表者:太刀川 弘和(筑波大学 医学医療系 教授)
    発表資料(PDF:1,009KB)
  4. 「職場における孤独・孤立化過程の分析―総合的予防プログラムの開発に向けて―」
    研究代表者:松井 豊(筑波大学 働く人への心理支援開発研究センター 主幹研究員)
    発表資料(PDF:1,130KB)
  5. 「演劇的手法を用いた共感性あるコミュニティの醸成による孤立・孤独防止事業」
    研究代表者:虫明 元(東北大学 大学院医学系研究科 教授)
    発表資料(PDF:1,139KKB)
  6. 「新生活に伴う孤独リスクの可視化と一次予防」
    研究代表者:柳澤 邦昭(神戸大学 大学院人文学研究科 講師)
    発表資料(PDF:1,376KB)
  7. 「すべての子どもの社会的孤立・孤独・排除を予防する学校を中心としたシステムの開発」
    研究代表者:山野 則子(大阪府立大学 大学院人間社会システム科学研究科 教授)
    発表資料(PDF:3,619KB)
(参考)2021年度採択プロジェクト プレスリリース
14:35 14:45 10 Q&A(ウェビナーへの質問に回答)
14:45 14:50 5 休憩
14:50 15:30 40 ◆パネルディスカッション
テーマ:“社会的孤立・孤独”の何が問題なんだろう?~解決すべき“社会的孤立・孤独”を、社会のあり方から一緒に変えていこう~
登壇者:
プログラム総括
・浦 光博(追手門学院大学 教授/広島大学 名誉教授)
採択プロジェクト研究代表者
・近藤 尚己(京都大学 大学院医学研究科 教授)
・松井 豊(筑波大学 働く人への心理支援開発研究センター 主幹研究員)
・虫明 元(東北大学 大学院医学系研究科 教授)
・柳澤 邦昭(神戸大学 大学院人文学研究科 講師)
・山野 則子(大阪府立大学 大学院人間社会システム科学研究科 教授)
プログラムアドバイザー
・宇佐川 邦子(株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長)
・藤森 克彦(日本福祉大学 福祉経営学部 教授/みずほリサーチ&テクノロジーズ 主席研究員)
15:30 15:40 10 Q&A(ウェビナーへの質問に回答)
15:40 15:50 10 休憩(Zoomウェビナーからテーマ別のミーティングルームに移動)
15:50 16:30 40 ◆テーマ別トークセッション(一般参加)
プログラム総括・アドバイザー、採択プロジェクトメンバーが、各テーマ別のZoomミーティングルームに分かれて、一般参加者と共にトークセッションを行います。
テーマ1:社会的孤立・孤独の実情と、特に解決したいことは?
テーマ2:「見えない」社会的孤立・孤独リスクをどのように「見える化」する?
テーマ3:社会的孤立・孤独に、社会としてどのように取り組むの?
テーマ4:社会的孤立・孤独において、インターネット空間はどういう意味を持つの?
16:30 16:35 5 休憩(Zoomテーマ別のミーティングルームからウェビナーに移動)
16:35 16:55 20 各ルーム議論結果報告、総合議論、まとめ
16:55 17:00 5 ◆閉会挨拶
浦 光博 プログラム総括(同上)

登壇者紹介

Image浦 光博(うら みつひろ)
プログラム総括(社会的孤立枠担当)(追手門学院大学 教授/広島大学 名誉教授)

学校法人追手門学院 理事。専門は、社会心理学、ソーシャル・サポート、社会的排除研究。これまで、鳴門教育大学、広島大学、追手門学院大学で教鞭を執る。日本社会心理学会、日本グループ・ダイナミックス学会の会長職を歴任。鳴門市老人福祉計画策定委員会の副委員長、広島県地域家庭教育推進協議会の会長職、広島県教育委員会家庭学習プログラム検討委員会の委員長を務め、また県警察本部との共同研究を通じて地域防犯体制の強化に努めるなど、研究側と施策現場側との連携により、地域社会へ貢献。


お問合せ

「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム
(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」事務局
E-mail:koritsu-info [at] jst.go.jp
※[at] をアットマークに変えてください。

プログラムについて

「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」
「社会的孤立・孤独の予防」に関する研究開発であり、その要因やメカニズム理解、新しい社会像の描出といった人文・社会科学などの知見を使った学術的な研究から、社会的孤立・孤独リスクの可視化・評価手法(指標等)、社会的孤立・孤独の予防施策の開発とそのPoC(Proof of Concept:概念実証)までを、国内の特定地域や、学校、職場、コミュニティーなどの施策現場と協働して一体的に実施します。

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