- 社会的孤立
2021年7月1日
「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」
2021年度 公開オンラインセミナー/募集説明会を開催致しました。
多数ご参加いただきありがとうございました。
開催概要
日時:2021年7月1日(木)
13:00~15:15 第1部:公開オンラインセミナー
15:20~17:00 第2部:募集説明会
会場:オンライン(Zoomウェビナー)
- 並行してチャットルーム(Slack)/交流ルーム(Remo)開設
- 公募個別相談会はZoomミーティングで別途実施
主催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)
「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム
(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」
参加費:無料(要・事前申込)
定員:約500名
開催趣旨
科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)は、2021年度、人口減少・少子高齢化、経済変動、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響など、さまざまな社会構造の変化を踏まえ、社会的孤立・孤独のメカニズムを検証し、予防につなげる研究開発プログラム「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」を開始しました。(プログラム設置期間(予定):2021年度~2026年度)
本プログラムでは、幅広い人文・社会科学分野の知見も活用した根源的なアプローチによる社会的孤立・孤独のメカニズム理解や、描出した新しい社会像に基づき、施策現場との乖離を生じることなく、実社会において真に有効な社会的孤立・孤独の予防施策を創出することを重視しています。
今回の公開オンラインセミナーでは、人・組織・コミュニティ間の多様なつながりやネットワークを実現し、社会的孤立・孤独を生まない社会の創出を目指す本プログラムの主旨について多くの方に知っていただくために、プログラム総括による説明を行います。また、社会的孤立・孤独に関する取り組みについての話題提供や、社会的孤立・孤独にどのような背景や課題があるのか、ウィズコロナ・ポストコロナ社会においてどのように社会的孤立・孤独を予防するのか、人文・社会科学や自然科学の研究者と施策現場など社会の多様な関与者がどのように協働できるのかなどをテーマにした座談会を行います。
セミナーの後には、RISTEX事務局より、公募についての説明と、個別相談会を実施いたします。
さらに、参加者の交流や議論を促すために、並行してチャットルーム(Slack)、交流ルーム(Remo)を開設する予定です。
本プログラムの公募への提案を予定している方、研究者(人文・社会科学系/自然科学系)、NPO、学校、自治体、企業など現場で社会的孤立・孤独の問題に取り組んでいる方はもちろん、広く一般に社会的孤立・孤独にご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。
- 本セミナーで取り上げる個別ケースはあくまで一つの事例であり、必ずしも本プログラム公募にて重視しているテーマという位置づけではございませんので、あらかじめご理解いただきますようお願いいたします。応募にあたっては、必ず公募要領(下欄に関連リンクあり)をご参照ください。
- 本セミナー/募集説明会への参加の有無は、社会的孤立枠の公募審査結果に影響いたしません。
プログラム
開始 | 終了 | 分 | |
---|---|---|---|
第1部:公開オンラインセミナー | |||
13:00 | 13:20 | 20 | ◆開会挨拶、プログラム説明 浦 光博 プログラム総括(追手門学院大学 教授) |
13:20 | 13:40 | 20 | ◆話題提供1 岡 檀(統計数理研究所 医療健康データ科学研究センター 特任准教授) |
13:40 | 14:00 | 20 | ◆話題提供2 後藤 誠(株式会社ゲーム・フォー・イット 代表取締役社長) |
14:00 | 14:10 | 10 | Q&A(ウェビナーへの質問に回答) |
14:10 | 14:20 | 10 | 休憩 |
14:20 | 15:00 | 40 | ◆座談会 ・コーディネーター: 浦 光博 プログラム総括(同上) ・座談会参加者: 岡 檀(同上) 後藤 誠(同上) |
15:00 | 15:10 | 10 | Q&A(ウェビナーへの質問に回答) |
15:10 | 15:15 | 5 | ◆閉会挨拶 浦 光博 プログラム総括(同上) |
15:15 | 15:20 | 5 | 休憩 |
第2部:募集説明会 | |||
15:20 | 15:30 | 10 | 公募説明(RISTEX事務局) |
15:30 | 15:40 | 10 | Q&A(ウェビナーへの質問に回答) |
15:40 | 15:45 | 5 | 休憩 |
15:45 | 17:00 | 75 | 公募個別相談会(Zoomミーティング) |
登壇者紹介
浦 光博(うら みつひろ)
プログラム総括(社会的孤立枠担当)(追手門学院大学 教授)
学校法人追手門学院 理事。専門は、社会心理学、ソーシャル・サポート、社会的排除研究。これまで、鳴門教育大学、広島大学、追手門学院大学で教鞭を執る。日本社会心理学会、日本グループ・ダイナミックス学会の会長職を歴任。鳴門市老人福祉計画策定委員会の副委員長、広島県地域家庭教育推進協議会の会長職、広島県教育委員会家庭学習プログラム検討委員会の委員長を務め、また県警察本部との共同研究を通じて地域防犯体制の強化に努めるなど、研究側と施策現場側との連携により、地域社会へ貢献。
岡 檀(おか まゆみ)
統計数理研究所 医療健康データ科学研究センター 特任准教授
慶應義塾大学特任准教授 一橋大学客員教授
人の生活基盤であるコミュニティをキーワードに、健康社会学、社会疫学分野において、フィールド調査や、社会的要因の数値化、さらに指標化を目指したデータ解析を行っている。著書に、日本で“最も”自殺率の低い徳島県の旧海部町を調査した『生き心地の良い町―この自殺率の低さには理由がある(2013年)』ほか。近年ではデータを駆使して路地と自殺の関係を捉える研究にも取り組んでいる。
後藤 誠(ごとう まこと)
株式会社ゲーム・フォー・イット 代表取締役
宮城県栗原市出身。ゲーム開発会社勤務後、2018年1月に株式会社ゲーム・フォー・イットを設立、代表取締役社長に就任。ゲームを活用した障がい者就労支援のビジネスプランがVenture Bankビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞。ゲームを通じた疑似体験により問題を知ってもらうこと、プログラミングなどゲーム開発技術を教える過程において、貧困やひきこもりを解決することなど、ゲームの力を使った社会課題の解決を目指している。
お問合せ
「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム
(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」事務局
E-mail:koritsu-info [at] jst.go.jp
※[at] をアットマークに変えてください。