「社会システム/社会技術論」研究領域は、平成13年度に始まり、平成19年度に活動を終了しました。
社会技術システム時代の名称は「研究領域I」(公募型)。
領域総括
村上 陽一郎
国際基督教大学 大学院 教授この研究領域は、科学や技術が社会の構成にとって不可欠となっているような現代社会を前提として、新しい社会システムや制度等の構築につながる研究を対象とします。
具体的には、技術イノベーションを含む経済学(技術経済)、規制のための科学(レギュラトリ・サイエンス)などになりますが、科学や技術の組み込まれた社会を対象とした新たな研究課題の発掘も含みます。
研究開発プロジェクト
平成16年度採択課題(研究終了)
- 生活者の視点に立った科学知の編集と実践的活用
上田 昌文(特定非営利活動法人 市民科学研究室 代表) - 環境創造型農業を実現するための社会システムの研究開発
谷口 吉光(秋田県立大学 地域共同研究センター 教授) - Ethics Crossroadsの形成と科学技術倫理の構築
札野 順(金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所 所長) - 輸入依存型社会における安全な物流の構築
渡邉 豊(東京海洋大学 海洋工学部 教授)
平成15年度採択課題(研究終了)
- 油流出事故の危機管理システムに対する研究
後藤 真太郎(立正大学 地球環境科学部 教授) - 言語間デジタルデバイドの解消を目指した言語天文台の創設
三上 喜貴(長岡技術科学大学 経営情報系 教授) - 医薬品安全性情報コミュニティの構築にむけて
山内 あい子(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 助教授)
平成14年度採択課題(研究終了)
- 新規環境・技術リスクへの社会的ガバナンスの国際比較
池田 三郎(独立行政法人 防災科学技術研究所 総合防災研究部門 客員研究員) - エネルギー技術導入の社会意思決定プロセス
鈴木 達治郎((財)電力中央研究所 経済社会研究所 上席研究員、慶應義塾大学 大学院 教授(兼務)) - 医療事故防止に対する製造業安全手法の適用研究
野口 博司(九州大学 大学院 工学研究院 助教授)
平成13年度採択課題(研究終了)
- 自動化された社会的システムに生じるカオス(危機)とその制御
清水 博(金沢工業大学場の研究所 所長) - 地球温暖化問題に対する社会技術的アプローチ
竹内 啓(明治学院大学 国際学部 教授) - 公共技術のガバナンス:社会技術理論体系の構築にむけて
藤垣 裕子(東京大学大学院 総合文化研究科 助教授) - 開かれた科学技術政策形成支援システムの開発
若松 征男(東京電機大学 理工学部 教授)