研究開発の俯瞰報告書
- 環境・エネルギー
2017年3月
CRDS-FY2016-FR-03
環境分野(2017年)
エグゼクティブサマリー
本書では、環境分野を「人が関わる空間および生態系を一つのシステムとして理解し、顕在化した事象への対処のみならず起こりうる事象を予測し対処することで、人と自然の営みを維持・発展させるための研究開発分野」と定義する。環境分野はあらゆる学問領域が関わるだけでなく、その目的を実現するために研究者のみならず社会を構成する全ての組織や個人が課題を認識・共有し活動に取り組む必要がある。研究開発にあたっては、個々の要素技術のみならず、課題の解決に必要な複数の要素技術を組み合わせ最適化し、その導入のために社会の受容性や制度設計なども含めて総合的に検討することが求められる。また、環境分野で対象とする現象や課題は地球規模であり、国際的な体制の構築や取り組みへの貢献も不可欠である。
以上の特徴を踏まえ、「気候変動区分」、「環境汚染・健康区分」、「生物多様性・生態系区分」、「循環型社会区分」の4 区分を設定、動向を把握すべき主要な15 の研究開発領域を抽出し、研究開発の動向やトピックス、研究開発課題、国際ベンチマークをまとめた。
目次
研究開発の俯瞰報告書 環境分野(2017年)
- 全文PDF [PDF:17.1MB]
- 研究開発の俯瞰報告書概要 環境分野(2017年) [PDF:3.2MB]
- エグゼクティブサマリー [PDF:3.3MB]
- 目次 [PDF:0.3MB]
- 1. 目的と構成 [PDF:1.0MB]
- 1.1 「研究開発の俯瞰報告書」作成の目的
1.2 俯瞰対象分野設定
1.3 構成
- 1.1 「研究開発の俯瞰報告書」作成の目的
- 2. 俯瞰対象分野の全体像 [PDF:6.8MB]
- 2.1 俯瞰の範囲と構造
2.2 分野における研究開発の歴史・変遷
2.3 分野の研究開発を取り巻く現状
2.4 総括及び分野の今後の方向性
- 2.1 俯瞰の範囲と構造
- 3. 俯瞰区分と研究開発領域 [PDF:4.6MB]
- 俯瞰対象分野に存在する主要な研究開発領域の現状を概説し、領域ごとの国際比較も行っています。(以下、※印は領域名を示しています)
- 3.1 気候変動区分 [PDF:1.9MB]
- ※気候変動予測、 気候変動影響予測・評価
- 3.2 環境汚染・健康区分 [PDF:2.9MB]
- ※大気汚染、水質汚染、土壌・地下水汚染、物質循環・環境動態、健康・環境影響、化学物質リスク管理
- 3.3 生物多様性・生態系区分 [PDF:1.4MB]
- ※生物多様性・生態系の把握・予測、生態系サービスの評価・管理
- 3.4 循環型社会区分 [PDF:2.0MB]
- ※水循環、農林水産業の環境研究、リサイクル・廃棄物処理、資源・生産・消費管理、環境都市
- ※水循環、農林水産業の環境研究、リサイクル・廃棄物処理、資源・生産・消費管理、環境都市
- 付録 [PDF:1.1MB]
- (付録1)検討の経緯
(付録2)作成協力者一覧
(付録3)研究開発の俯瞰報告書(2017年)全分野で対象としている 俯瞰区分・研究開発領域一覧
- (付録1)検討の経緯