国際比較調査
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2006年7月
CRDS-FY2006-GR-02
海外比較調査報告書 Ｇ-ＴｅＣ 我が国の研究開発拠点構築に資する主要各国のナノテクインフラ投資戦略調査
エグゼクティブサマリー
イノベーションの創出には、研究開発課題への直接投資だけでなく、中長期的な視点に立脚したインフラの整備や、研究推進のための施策が重要であり、それを保証する投資計画の立案が必要である。特に、学術としても産業としても確立していないナノテクノロジーにおいては、横の融合すなわち“異分野の融合”、縦の融合すなわち“基礎研究と出口との会話”が真に必要な領域であり、それを促進する施策に投資することによって新しいフロントが拓かれ、また、産学の裾野が拡大される。ナノテク分野の共同利用施設や設備インフラは、そのような「融合」と「裾野拡大」に貢献し得る重要施策の１つである。本調査においては、各国のナノテク国家戦略における共同利用施設・設備インフラの位置づけと投資戦略、課金制度など利用運営システム、異分野融合促進策、産学連携の実態などを、現地訪問により比較調査した。