【開催報告】公/私領域全体会議 H28採択課題キックオフ

「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域で、関係者が一堂に会する全体会議を開催しました

去る9月30日、本領域では平成28年度採択の研究開発プロジェクト3件と、企画調査4件を決定しました。
この新規採択の研究開発に携わるかたがたと、平成27年度採択プロジェクトの実施者、領域総括・アドバイザー、RISTEX事務局のあわせて60名で、キックオフ・ミーティングを開催しました。領域全体のイメージや目標を共有し、プロジェクト相互の理解や連携を深めます。


領域の取り組みイメージについて解説する山田総括

午前中は、新規採択プロジェクトと企画調査の研究代表者が参加。初顔合わせの皆さんが並ぶ中、領域総括とアドバイザーの自己紹介ののち、研究倫理の研修や、アドバイザーによる話題提供が行われました。


コメントが次々と貼られていきます。期待の声もあれば厳しい指摘も......

午後からは、平成27年度採択のプロジェクトも加わり、平成28年度の採択プロジェクトと企画調査をひとつひとつ紹介していきます。
ここで参加者の皆さんに付箋紙をお配りし、気づきや感想をメモしていただきました。会場内に用意されたプロジェクトごとの模造紙に、付箋が続々と貼られていきます。全員参加で行われる領域会議では、このフィードバックが「いちばんのお土産」と仰るかたが多いのですが、本年度新規採択の皆さまは、いかがだったでしょうか。


こうした時間から、プロジェクト同士が協力するアイデアも生まれます

続いては、昨年度採択プロジェクトのポスターセッション。研究代表者はステージでの簡単な自己紹介のあと、会場内に用意したポスターの前に移動し、質問等を受け付けます。あまりの盛り上がりに急遽10分だけ時間を延長しましたが、「そろそろ終了です」の声にも、名残惜しそうな参加者が多数、ポスターを眺めていました。


難しいテーマだけに、皆さん大変ご苦労されていました

午後の後半は、全体討論です。テーマは、この一年間領域が活動を続ける中でクローズアップされてきた、「安全な暮らしをつくる個人情報保護について考える」。グループに分かれてディスカッションを行い、アイデアをまとめて発表していただきます。
"判断能力が不足する人の個人情報の共有"という難しいテーマを、「あえて」専門が異なるメンバーでご検討いただきました。これまでの領域の議論にはなかった新たな視点もご提案いただく貴重な機会となりました。

社会技術研究開発センター(RISTEX)の「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域では、プロジェクトどうしの連携や協力を視野に入れての活動に取り組んでいます。ひとつひとつのプロジェクトや企画調査とともに、有機的につながってゆく研究開発の成長を、どうぞ温かく見守ってください。

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