「ゲノム倫理」研究会では、研究会メンバー同士がリラックスした雰囲気の中で、ゆるやかに議論する場(サロン)を定期的に開催しております。
2023年7月11日、「市民意識を捉える」ことをテーマにサロン2023を開催しました。
第1部では、「これからの自然科学系研究者にとって、市民意識を捉えることは重要か。そもそも、市民意識は捉えられるのか?」というテーマでピッチトークを行いました。
(ピッチトークのスライドは以下よりご覧ください。)
- 信原幸弘(代表、東京大学名誉教授)
- 岩崎秀雄(早稲田大学理工学術院 教授)
- 岡本 拓司(東京大学 大学院総合文化研究科 教授)
- 四ノ宮 成祥(防衛医科大学校 学校長)
- 志村 彰洋(株式会社電通 京都ビジネスアクセラレーションセンター ゼネラルマネージャー)
- 田中 幹人(早稲田大学 政治経済学術院 教授)
- 中村 崇裕(九州大学 大学院農学研究院 教授)
- 日比野 愛子(弘前大学 人文社会科学部 教授)
- 見上 公一(慶應義塾大学 理工学部 准教授)
- 三成 寿作(京都大学 iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定准教授)
第2部では、現在、取り組んでいる、ELSI論点を抽出・深掘りするケーススタディの進捗報告の後、「ケーススタディで、どのように市民意識を抽出してもらうのがよいか。」について議論しました。
インタビューの対象とする市民の選定方法(グループ構成等)やインタビューの進め方(議論活性化のためのわかりやすい展開)、提供すべき情報(専門用語やELSI論点マップ)等、ケーススタディの一環として行われる市民グループインタビューの設計の参考となる様々な意見が出されました。