- 社会的孤立
2022年9月1日
公開研究会「新生活に伴う孤独リスクの可視化と一次予防」
社会的孤立・孤独は心身の健康に悪影響を及ぼすことが知られています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による孤独の流行は深刻で、その影響は若年層で顕著であるとの報告もあります。そのため、こうした若年世代を対象とした孤立・孤独対策は喫緊の課題とも言えます。われわれはこうした問題意識のもと、現状の孤独感や将来の孤独リスクを可視化し、科学的エビデンスに基づいた孤独対策の整備を目指すプロジェクトを昨年11月に立上げました。今回の研究会では、そのプロジェクト内容を簡単に紹介した後で、プロジェクトメンバーが現在進めている2つの研究の進捗状況について報告します。一つは大学新入生、社会人を対象とした調査で、GW前後での孤独感に焦点を当て経験サンプリング法を用いた研究結果を紹介します。もう一つは50以上の大学を対象とした多大学参画型の研究で、大学の特徴と孤独感の関連の検討について、現状の進捗状況を報告します。本発表を通じて、社会的孤立・孤独の問題と対策についてさまざまな視点から議論させて頂ければ幸いです。
開催概要
日時:2022年9月1日(木)13:00~16:30
開催方法:実会場およびオンラインのハイブリッド形式(実会場は会場スペースの都合上人数制限を設ける場合あり)
場所:広島大学東千田キャンパス未来創生センター
申込:こちらからお申し込みください。(8月28日(日)23:59締め切り)
関連リンク
- RISTEX 研究開発プログラム:「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」