《「理性から情動へ 〜 AI&データ時代、選択を委ねる人間たち」シンポジウム》開催

  • 情報エコ

2019年3月12日

「人と情報のエコシステム(HITE)」研究開発領域 シンポジウム
理性から情動へ 〜 AI&データ時代、選択を委ねる人間たち

日時:
平成31年3月12日(火)18時~20時半(受付17時半~)

場所:
国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール(地図

主催:
科学技術振興機構 社会技術研究開発センター

(フライヤー)人とAIが共進化する社会のデザイン~人文・社会科学の自然科学への関与(表)

概要

AIやデータ社会の発展は、これからの人類社会や人間観を変化させ始めている。2016年のアメリカ大統領選やBrexitにおいてフェイクニュースが投票行動に与えた影響にみられるように、「情報さえあれば、個人は理性的で合理的な選択を行いうる」という近代社会の基本理念はすでに崩れつつある。また、生活のデジタル化に伴うターゲッティング広告やオーダーメイド型サービスなどの進展は、人間の主体的な判断より、機械による判断が優先される時代の到来を告げているようにもみえる。

このような時代を迎えるにあたって、私たち人類は今後も「近代的個人」が持つべきとされてきた「理性的な判断能力」に依拠し続けるべきなのだろうか。そうではなく、従来の人間観を更新し、「理性」ではなく「情動」に基づいた社会システムを構築していく可能性を探るべきではないだろうか。本シンポジウムでは「理性から情動へ」をテーマに、新たな個人と社会の「徳(Virtue)」とはなにか、そして人間と機械が融合した人機一体の哲学=人機学の確立を議論する。

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