RISTEXについて

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RISTEXとは

 RISTEXは、SDGsを含む社会の具体的な問題の解決や新たな科学技術の社会実装に関して生じる倫理的・法制度的・社会的課題への対応を通して、経済的価値のみならず、新しい社会的・公共的価値の創出を目指しています。社会技術の研究開発を推進するにあたり、研究者と社会の問題解決に取り組む「関与者」(ステークホルダー)が協働するためのネットワーク構築を支援し、自然科学および人文・社会科学の知識を活用した研究開発等に取り組んでいます。
 2000年、当時の科学技術庁が設置した「社会技術の研究開発の進め方に関する研究会」(座長:吉川 弘之・日本学術会議会長<当時>)が取りまとめた提言(「社会技術の研究開発の進め方について」)に基づき、RISTEX では「社会技術」を下記のように捉えています。

「社会技術」とは

「自然科学と人文・社会科学の複数領域の知見を統合して新たな社会システムを構築していくための技術」であり、社会を直接の対象とし、社会において現在存在しあるいは将来起きることが予想される問題の解決を目指す技術

  • 「社会技術の研究開発の進め方について」(2000年12月「社会技術の研究開発の進め方に関する研究会」(座長:吉川弘之・日本学術会議会長<当時>))

 RISTEXでは、研究者・関与者の連携による分野横断的な研究、また自然科学だけでなく人文・社会科学双方に渡る広い分野の知見あるいは方法に立脚した地域における実践を、方法論の構築とともに強力に進める研究開発を重視しています。

RISTEXが重視すること

  • 社会の具体的な問題を解決するための取り組みであること。
    (例:少子高齢化、環境・エネルギー、安全安心、医療・福祉)
  • 個別分野では対応しきれない問題に対し、人文・社会科学、自然科学にわたる科学的知見を用いた方法論の構築・現場における実践を行うことで現状を変えていこうとする、分野横断型の取り組みであること。
    (例:少子高齢化に対応した経済・社会・環境・エネルギー等を両立させた地域の戦略的ダウンサイジングモデル)
  • 「研究者」と現場の状況・問題に詳しい様々な立場の「関与者」が連携し、具体的な現場における社会実験を行い、PDCAサイクルを徹底し、問題解決に役立つ新しい成果を作り出す取り組みであること。
    (例:「関与者」として自治体、企業、学校、NPO、市民等の参画)
  • 研究開発の具体的な成果を社会に還元し、実用化(実装)することを強く意識した研究開発であること。
    (例:社会の問題を解決するための新たなソリューションモデル(社会システム)の地域社会への適応)
  • PDCAサイクル・・・計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)のプロセスを順に実施しながら品質の維持・向上および継続的な業務改善活動を推進するマネジメント手法

 上記の考え方に基づいて、「研究開発領域」(取り組むテーマ)やプログラムを設定し、研究開発や実装活動を推進しています。詳しくは「RISTEXの研究開発について」をご覧ください。

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