俯瞰ワークショップ報告書
- 環境・エネルギー
2017年9月
CRDS-FY2017-WR-04
エネルギー基盤技術(工学)
エグゼクティブサマリー
日本のイノベーション競争力を中長期的に維持強化し、超スマート社会(Society 5.0)や低炭素エネルギー社会を実現していくためには、現在その基盤が脆弱化しつつある製造、材料、構造・強度、機械、燃焼、伝熱、流体、振動、化学、電気などのものづくりの基盤技術の研究開発、及び、それらを支える施策の推進が喫緊の課題である。
そこで、国として推進すべきものづくりの基盤技術に関する研究開発戦略を立案するため、基盤技術における世界的な研究開発の流れを俯瞰し、日本のポジションを把握するとともに、中長期のあるべき姿に向けた現在の研究開発や施策の課題及び今後の方向性などについて集中的に議論する俯瞰ワークショップを開催した。討論出席者は、基盤技術に関連する20の学協会(部門指定の場合は各部門)に中堅・若手の研究者(産業界、大学(国研含む)、各々1名)を推薦してもらい、専門の基盤技術分野以外も含めた幅広い視点で議論した。
その結果、産学のものづくり基盤技術が脆弱化しつつある現状と課題を共有し、今後必要となる研究開発テーマの方向性や、基盤技術強化のための施策例を得た。