海外調査報告書
  • バイオ・ライフ・ヘルスケア

ライフサイエンス分野 科学技術・研究開発の国際比較 2011年版

エグゼクティブサマリー

 科学技術振興機構 研究開発戦略センター(CRDS)は、社会ニーズを充足し、社会ビジョンを実現させる科学技術の有効な発展に貢献することを目的に、国が行うべき研究開発の戦略立案を行い、科学技術政策立案者に提言を行っている。有効な戦略立案・提言のためには、1.国内外の科学技術水準や現在行われている研究開発の動向を比較し、我が国の技術力の国際的なポジションを把握するとともに、2.新しい技術の芽にも注意を払い、今後の研究開発動向を的確に捉える必要がある。そこで、CRDS では2008年より、外部専門家の協力を得て、科学技術・研究開発に関する国際比較調査を実施し、その結果を刊行、発表してきている。
 本報告書は、「ライフサイエンス」分野における2011年版「科学技術・研究開発の国際比較」の結果をまとめたものである。 本報告書では、1)ゲノム科学・融合 2)脳神経 3)発生・再生 4)免疫 5)がん 6)健康 7)グリーン・テクノロジー 8)倫理・ガバナンス・アウトリーチ[計8分野 79技術領域(中綱目) ]について、それぞれの科学技術、研究開発の現状やトレンドを日本、米国、欧州、中国、韓国などを対象に比較調査し、結果をまとめたものである。