海外調査報告書
- バイオ・ライフ・ヘルスケア
- 海外動向
2007年3月
CRDS-FY2006-GR-06
G-TeC 調査報告書 システムバイオロジー
エグゼクティブサマリー
システムバイオロジーは「生命をシステムとして捉え、複雑な生命現象を統合的に理解するアプローチ」である。システムバイオロジーは2000年頃を境に研究が活発化し始めた萌芽的な研究領域で、ヒト・ゲノムプロジェクトの成果を活用する重要な研究潮流であるとの認識が世界的に定着しつつある。研究開発戦略センター江口グループにおいては、ライフサイエンス分野における研究動向の俯瞰や戦略ワークショップの開催を通じてシステムバイオロジーの重要性に着目し、我が国においても本研究領域に注力すべきとの結論に至った。
本調査はシステムバイオロジー及び関連研究領域の研究者の協力を得て、欧州、米国における優れたシステムバイオロジー研究を実施する大学、研究機関等を訪問し、内外の国際比較を行うとともに、研究を推進する国家レベルの政策や主要な研究システムの動向を取りまとめたものである。