国際比較調査
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2006年2月
CRDS-FY2005-GR-06
G-TeCレポート 海洋生物資源の持続的利用と海洋生態系の保全管理技術
エグゼクティブサマリー
日本の発展の基盤の一つである海洋生物資源を有効、且つ持続的に利用していくためには、利用技術そのものの研究開発と共に、環境劣化の拡大を防止し、生態系を管理する新しい枠組みを構築する必要があり、それを支える研究開発と基盤技術の強化が緊急の課題である。
CRDS/JSTでは、平成17年4月24日にワークショップ「持続可能な発展を目指す生態系・生物多様性研究開発戦略プログラム」を開催し、「持続可能な経済発展」を充足するための生態系・生物多様性に関する研究課題を抽出した。
本G-TeC調査は、上記ワークショップで抽出された課題の中で、山林、河川などの流域圏とのつながりを考慮しつつ、環境劣化が著しい沿岸-外洋に至る海域に対象を絞り、今後、日本が重点的に取り組むべき海洋生物資源の持続的利用と保全に関する研究分野について、日本および海外各国の研究開発状況の比較を行うことを目的としている。