研究開発の俯瞰報告書
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  • 材料・デバイス
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論文の動向から見る俯瞰対象分野

エグゼクティブサマリー

 科学技術振興機構・研究開発戦略センター(JST-CRDS)は、2年に1回の頻度で、研究開発の俯瞰報告書(5専門分野:環境・エネルギー分野、ライフサイエンス・臨床医学分野、電子情報通信分野、ナノテクノロジー材料分野、システム科学技術分野)を発行している。
 俯瞰報告書では、各分野の範囲と構造、分野の歴史、現状、及び今後の方向性の記載に加えて、有識者による定性的な評価として、主に日本・米国・欧州・中国・韓国を対象に研究開発領域に関する国際比較を実施し、絶対評価による現状とトレンドの根拠等を踏まえて記載している。
 他方、定性的なデータに加えて、定量的なデータによる大凡の国際的位置づけを把握する必要もあるため、2012年から研究開発戦略センターでは、俯瞰対象分野のインプット(研究者数、研究費)、アウトプット(論文、特許)の状況により、国際的にどの国がどの位置にあるかの分析に試行的に取組んでいる。
 本報告では、2013年度に新たに試行した「論文から見る各分野・俯瞰区分の状況」を報告する。本報告は、研究開発の俯瞰報告書に掲載している第3章研究開発領域の国際比較表(有識者による主観的評価)と相補的な関係と位置づけられるものである。