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研究開発の俯瞰報告書 論文・特許データ分析(2026年) PDF版

エグゼクティブサマリー

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター(CRDS)は、国内外の科学技術動向や関連政策の俯瞰、そして社会からの期待の分析など、さまざまな横断的取り組みを通じて各種の報告書や提案を発信している。

科学技術の要素が細分化される一方、分野間の融合によって新たなイノベーションが加速する中で、CRDSは政策立案コミュニティーおよび研究開発コミュニティーとの継続的な対話を重視し、独自の視点で研究開発戦略立案の基礎資料となる「研究開発の俯瞰報告書」(以下、俯瞰報告書)をとりまとめてきた。

本報告書は、俯瞰報告書を補完するために、論文・特許の定量データを活用し、分野ごとの各国動向を分析したものである。調査対象期間は2015〜2024年とした。ライフサイエンス・臨床医学の一部領域を再編した上で、「環境・エネルギー分野」31領域、「システム・情報科学技術分野」38領域、「ナノテクノロジー・材料分野」30領域、「ライフサイエンス・臨床医学分野」24領域の計123領域を対象とし、さらに8つの重要分野(環境、エネルギー、情報・AI、ナノテクノロジー・材料、ライフサイエンス・臨床医学、通信、半導体、量子)について各国の研究開発動向を定量化している。併せて公開しているオンラインダッシュボード版では、紙面に掲載しきれなかった情報も含め視覚的に分かりやすく整理した。

2025年版に続き今回も多くの研究開発領域でインドの論文数が増加し、同時にTop10%論文数やTop1%論文数の増加も観察された。情報・AIや通信分野の論文では特に顕著だが、特許ではまだ大きな変化は見られない。インドの動向は、2010年代にまず論文数が増加しその後にTop論文数が増えた中国とは異なる様相を示している。政策などの背景や今後の動向が注目される。

なお、本報告書で用いた論文・特許データは分野の特性や社会的要因の影響を受けるため、科学技術分野の動向を完全に把握するには限界がある。より包括的に理解するためには俯瞰報告書も併せて参照いただきたい。

これらの調査は、政策立案コミュニティーでの活用に加え、研究者が専門分野内外の科学技術の状況を理解し、研究の多様な可能性を探る手助けとなることを意図している。CRDSは今後も検討と改善を重ね、日本の科学技術の発展に寄与する提案や情報発信を行っていく。

※本報告書の参考文献としてインターネット上の情報が掲載されている場合、当該情報はURLに併記された日付または本報告書の発行年月の1ヶ月前に入手しているものです。

目次

研究開発の俯瞰報告書 論文・特許データ分析(2026年)

1. 調査方法

2. データを見る上での留意点

3. 分野別の分析

  • 3. 分野別の分析
    • 3.1 環境
    • 3.2 エネルギー
    • 3.3 情報・AI
    • 3.4 ナノテクノロジー・材料
    • 3.5 ライフサイエンス・臨床医学
    • 3.6 通信
    • 3.7 半導体
    • 3.8 量子

4. 俯瞰4分野研究開発領域別の分析

4.1 研究開発領域別の分析(4.1章の構成・各分析項目の解説

4.2 研究開発領域の俯瞰4分野ごとの概観

  • 4.2 研究開発領域の俯瞰4分野ごとの概観
    • 4.2.E 環境・エネルギー
    • 4.2.S システム・情報科学技術
    • 4.2.N ナノテクノロジー・材料
    • 4.2.L ライフサイエンス・臨床医学

付録