俯瞰ワークショップ報告書
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ナノテクノロジー・材料分野 区分別分科会「ナノテク・材料研究が実現する新興感染症対策能力の持続的強化~ポストコロナ時代を見据えて~」

エグゼクティブサマリー


本報告書は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター(CRDS)が令和2年7月12日、18日に開催した『俯瞰ワークショップ ナノテクノロジー・材料分野 区分別分科会「ナノテク・材料研究が実現する新興感染症対策能力の持続的強化~ポストコロナ時代を見据えて~」』に関するものである。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的パンデミックという危機に際し、我が国では緊急の感染症対策とポストコロナ社会の強靭化に向けた検討・取り組みが医科学・生命科学はもとより社会科学を含む様々な分野で進められている。このような状況下、ナノテクノロジー・材料分野においてもポストコロナの新時代を見据え、新興感染症対策能力の持続的強化という観点でいかに貢献し得るか、研究開発の動向を俯瞰し検討することを目的として本ワークショップを企画した。
本ワークショップでは、貢献が期待されるナノテクノロジー・材料技術に関して各分野の専門家による話題提供をもとに議論をおこなった。新興感染症対策能力の持続的強化に向けて取り組むべきナノテク・材料分野の研究開発課題とその方向性、研究開発推進上の課題などについて、バイオ・ライフサイエンス分野の専門家も交えて議論した。
これらの結果は、CRDS でさらに検討を加えて、2021 年に発行を予定している「研究開発の俯瞰報告書 ナノテクノロジー・材料分野(2021年)」に反映させるとともに、今後の戦略提言にも活用していく予定である。

※本文記載のURLは2021年2月時点のものです(特記ある場合を除く)。