調査報告書
  • バイオ・ライフ・ヘルスケア

調査検討報告書 革新的バイオ医薬品

エグゼクティブサマリー

 平成25年度、科学技術振興機構(JST)研究開発センター(CRDS)ライフサイエンス・臨床医学ユニットは「平成24年ライフサイエンス分野俯瞰ワークショップ」で集約された重要領域の中から「バイオ医薬品」を選定し、調査・俯瞰活動を行っている。本報告書は、調査活動の一環として国内の関連する分野の有識者を集めて合計3回開催したワークショップの開催報告、及びJST-CRDSによる考察をまとめたものである。
 本WSの目的は、JST-CRDSが収集した情報(有識者インタビュー、文献調査、学会等の参加)に基づき検討を進めている「バイオ医薬品分野において我が国がとるべき方策」の妥当性の検証と、優先的に実施すべき具体的方策の抽出に資する情報収集及び議論の実施である。具体的には、創薬を思考した探索的研究から応用化研究に関する新規シーズ創出、製造基盤技術を考慮した生産性向上、審査・承認における開発年数の短縮を目指した取組みについて、アカデミアや産業界の研究開発担当者、関連府省の有識者の方々と問題認識を共有しつつ議論を行った。WSにおける議論を踏まえ、JST-CRDSのユニットの中で検討を重ねた結果、革新的バイオ医薬品分野のあるべき姿を検討した。