国際比較調査
- 海外動向
2014年3月
CRDS-FY2013-CR-02
G-TeC報告書 世界の宇宙技術力比較 （2013年）
エグゼクティブサマリー
科学技術振興機構（JST）研究開発戦略センター（CRDS）においては、重要な科学技術に焦点を当て、各国・地域を調査・分析することで、日本のポジションを把握し、今後の我が国の取るべき研究開発戦略の企画立案に資することを目的として、「G-TeC（Global Technology Comparison）」という調査を実施している。
本書は、このG-TeCの対象として宇宙技術を取り上げ、調査分析した結果を取りまとめたものである。
G-TeCとしての宇宙技術力の調査は2011年11月にも実施しており、今回は2回目となる。今回の調査分析は、2013年12月末までの各国・地域の宇宙開発動向をベースにして取りまとめている。前回の調査から2年以上が経過し、各国の宇宙開発も相当に変化しており、とりわけGPSの分野ではロシア、中国、インドでの進展が著しい。また、有人宇宙飛行や月探査においても、中国の活動が世界的に注目を集めている。これらの変化を調査分析し最新の技術力比較を行うため、前回と同様CRDS内に「世界の宇宙技術力比較調査研究会」を設置して検討を行った。