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“生活の質”の構造化に関する検討(Ⅰ)社会ニーズを技術シーズに結びつけるために 平成20年度 検討報告書

エグゼクティブサマリー

“生活の質”の構造化に関する検討(1)社会ニーズを技術シーズに結びつけるために 平成20年度 検討報告書

 本報告書は、「生活の質の向上」という社会ニーズ上の課題に科学技術がどのように貢献できるのかを、技術シーズの側からではなくニーズ側から検討を試みた結果を、平成20年度に実施した範囲について報告するものである。
 本検討の第一の目的は、技術シーズの重要性をニーズ側から判断するための「ガイドライン」を作成することにある。また、最終的な目的として、「生活の質の向上」という課題に対し、ニーズ側の観点から検討することで、技術シーズ側からのアプローチでは導出できなかった研究開発課題が見いだせるかどうか、を明らかにすることを目指す。
 この目的に資するため、本検討は次の3つから構成される。
[1]:“生活の質”の具体的な内容をあげ、これらの構造化する。
[2]:[1]の結果に基づき、技術によって何を表現したいのか(技術への要求仕様)を明らかにし、それに寄与する技術シーズを関連づけた「ガイドライン」を作成する。
[3]:[1]及び[2]の検討方法の有効性-技術シーズ側からでは得られなかった研究開発課題を導出できるか-検証する。