カメルーン共和国
富山大学、東京大学、大阪大学、熊本大学、東北大学
カメルーン国立地質鉱物資源研究所 (IRGM)
平成22年度(2010年度)
5年間
住民1800人の命を奪った恐るべき災害、湖水爆発
カメルーンには火山が多数存在し、中には火口に湖をもつものもある。1980年代にはニオス湖とマヌーン湖の2つの火口湖で、湖底に溜まった大量のCO2が突然湖面に噴出する湖水爆発が起こり、ふもとの3つの村で1800人の住民が酸欠死あるいは二酸化炭素中毒死した。両湖は現在もガス災害の再発が懸念されている。本プロジェクトでは両湖を研究し、CO2の流れと、過去に起きた爆発の解明に取り組む。また湖水爆発のシミュレーションを行って爆発メカニズムを解明することで、湖の監視体制の確立や防災に向けた総合対策を提案する。
2つの火口湖を包括的に調査し、現象解明のてがかりを探る
湖水の観測やCO2濃度の調査、周囲の岩石との反応解析、CO2の供給システムの解明等、様々な角度から分析を行っている。両湖のガス災害予測のため、湖の観測・研究を継続・発展させる体制の確立を目指す。
防災
災害に強い社会を発展させるためのトルコにおける研究と教育の複合体の確立―マルテスト
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
在来知と生態学的手法の統合による革新的な森林資源マネジメントの共創
生物資源
葯培養及びシチズンサイエンスによる即時的稲品種開発体制の構築
防災
持続可能なエネルギー供給と極端気象災害の早期警報のための電荷分布リアルタイム3Dイメージングと雷活動予測